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あなたは #心理学 #心理カウンセリング に向いてる?」) #下書き

 私の名前は心 理(ココロ コトワリ)。心診士(シンシンシ・自称)をやっている者です。心診士は読んで字のごとく心を診ることを生業とし、心の問題に対して数々の思考実験を繰り返して理解を深め、皆様と共に世間に広めることを目的に活動しています。

※タイトルに #下書き と書かれている記事は後日編集する予定です。読みにくかったり誤字がある場合がございます。

 「あなたは心理学心理カウンセリング(※以下心理職と略)に向いてる人?」と問われるとこのような記事を読む人なら必ず気になることですよね。もちろん私も気になりました。ということで今回は初心に戻ってこの記事を書いていきたいと思います。

 まず心理学心理職とはどういうものかと考えると理系のようにきっちりとした数値で表すことのできない心の事象について科学的に探究するといった学問でしょうか。何故きっちりとした数値で心を表せないかと言えば、たくさんの人間が居ても先祖代々から受け継ぐ遺伝子や生活環境、その時の感情の起伏、経験、文化圏、時代や地域の変化などなど、同じ条件で存在する心がないから回答が千差万別になるからです。例え双子であっても自分と片割れという認識の違いがありますし、もし存在するならそれは鏡の中のあなたでしかないかもしれませんね。
 なので、きっちりとした数値ではなく何人中何人の行動を参考にするのが心理学心理職の回答になりますが、被験者が変われば同じ結果が出るとは限らないという曖昧なものです。そういう学問なので、人により合うか合わないかは別れて行く気がします。もちろんどんな人でも知識として得る分には全然構わないということだけ先に言っておきますが、「誰にでも出来るもの」ではないことはご理解していてください。誰にでも出来るなら専門家の必要はありませんから。

 では心理学心理職に向いていると私が思ってる人はズバリ「諦めが肝心」である人。これは私がとある心理学の先生から教わって一番心に響いたことなのですが、例えばうつ病がいて、その人を変えたい・治療して元気になってほしいと思う方は多いと思います。だからこそ心理職に就きたいという方もいるかもしれませんね。
 しかし、心理職を頼りに来られるクライアントは前回でも言った通り、どうにもならなくて最終手段として心理職を頼りに来ているのだからうつを変えたいとか直したいは無理です。諦めましょう。これは他人事だから言えることで、自分に置き換えても「性格を変える」なんてことはよっぽどの転機か期間がないと難しいでしょう。今ある性格ですら何十年と生まれてから形成されて出来上がった性格なのですから。出来ないものは出来ません。諦めましょう(笑。ではどうするのか?諦めてからスタートしましょうということでした。

 この出来ないものは出来ないという条件付けを前提にした視点が大事なのです。空を飛べない人間に翼を生やすのではなく、機械という翼の代用品を使って飛んだというような発想の転換も必要ですね。この例えでは精神科医における薬物療法のことですが、心理カウンセリングでは薬物使用は違法なのでそこまでは出来ませんが、とにかく押してダメなら引いてみなの精神で柔軟性は必要でしょう。特にアルコール依存やギャンブル依存のようにそれらは代替品で全く別の要因で依存症状を引き起こしてる場合もあるので一つの視点に拘らず、多方面からの視点は必要になってくるでしょう。

 続いて個人的に一番大事だと思っていることなのですが、それは二重人格者であること。二面性や裏表、本音と建前を持つこと。これは安全第一で心理学心理職者が自分の心を守るためにとても大事なことです。難しければ登場人物を見守る小説家、いわゆる神や第三者の客観的な視点で考えることです。これが出来ないと心理職になることはかなり危険です。
 ある精神科医の話ですが、うつ病患者と対話しているといつの間にか自分自身がうつ病を発症してしまい、患者に話を聞いてもらっていたことがあったそうです。
 心理職の場合、普通の人を診ることはないです。当たり前のことで全く無傷無病の健康体が健康診断以外に病院へ来ません。同じように精神的に安定してる人はほぼ来ないと言って良いでしょう。つまり逆に精神的にツラく苦しいクライアントばかり。そんな方たちの話を一日中親身になって話を聞いていたらそりゃ気も滅入るというもの。感情移入いやすい方ならなおさらのこと。
 なので対話する第一人格と新しく自分と言う軸を持つ第二人格形成が必要不可欠なのです。自分が自分であることの証明、アイデンティティですね。誰からも影響されない自分を意識的に持てないとクライアントに振り回される恐れがあり危険というわけです。木乃伊取りが木乃伊にならないように注意しなければなりません。もしくは心理職のパートナーに話を聞いてもらいましょう。

 ということで私が思う「心理学心理職に向いてる人」とは二択しかない選択肢を百にも二百にも増やせる多種多様な視点を生かせる人であり、本音と建前をしっかり分けられる二重人格者だと思っています。

 いかがだったでしょうか?あくまで心理学心理職の資質みたいなものだと個人的に思っていることでした。私自身柔軟な考えを持っていると思っているので、明日急に手のひらを返したような記事を書くかもしれませんけどね(笑。ですがそうやって思考をアップデートしていくことが学びなので恐れずに突き進もうかと思います。
 それで次回は「心理学・心理カウンセリング は精神科医(ちょっとだけ脳科学者)、占い師やメンタリストとどう違うのか?」を書きたいと思います。

 出来るだけ月曜日に更新したいと思っていますので、皆様よろしくお願いいたします。

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