揺らめいてる水面は空映し ただ蒼く
寄せては返し 過去が未来を連れ去って

僕らはずっと子供のままで
大人になりきれず 大人になった

変わってゆく景色に取り残され
夢の続きを見ている
変われない あの夜 止まったまま
ずっと探し続けてる

未来に溺れて 空は遥か遠く滲んでいく
沈みゆくままに 失った自由はなんだった？

捨て去る事で　分かった

夢ならば覚めないでと願った　いつかの続きを見ている
8月晴れたあの日の僕らは ずっと眠り続けてる

さぁ　手を伸ばして　その光に
さぁ　手を伸ばして　その声に
さぁ　手を伸ばして　その香りに
さぁ　手を伸ばして　その感性に

果たせない後悔はあざになって
今も痛み続けてる
夢から覚めるまで

社会にのまれて大人になって
現実が退屈で血の通わない日々
常識に無理矢理嵌め込んで
あたりまえとは一体何？

夢や理想なんて東京のゴミ箱に捨ててツバを吐いてやったはずなのに
何者にもなれず何者でもない僕らは
ただあの日のまま大人になって
今日もこの景色の中 夢を見ている