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新潟・三条市 「ものづくり」の町を歩く

新潟県三条市は金属加工が盛んな町。市内には1000社を超える会社が事業を行なっています。熟練した職人による「匠の技」が生み出したこだわりの詰まった製品を「燕三条ブランド」として地域のブランドとして確立して、職人のこだわりの詰まった高品質な製品を世界に向けて発信しようと取り組んでいます。

そんな三条市の事業所の中には「工場見学」を行なっていて、職人たちが作業に取り組む「ものづくりの現場」を見学して「匠の技」を実感することができます。そんな三条市の「工場見学」ができるメーカーを紹介します。

SUWADA OPEN FACTORY

諏訪田製作所は爪切りを製造している会社。「SUWADA OPEN FACTORY」の製造ラインはガラス張りになっていて、製造工程を順に見ながら、爪切りが製作されていく過程を見ることができます。工場にはレストランも併設されていて、食事やカフェも楽しむことができます。併設しているショップでは、爪切りをはじめ、園芸用の鋏やキッチン用品、シェービング用品などが販売されています。また製造過程を通じて、出てきた金属の廃材を使ったアート作品などがあります。諏訪田製作所の製品は第一線で活躍するヘアスタイリストなどにも愛用者が多いとのことです。製造過程を通じて出た鉄屑を有効活用してこんなアート作品も作って、ショップで販売しています。

SUWADA OPEN FACTORY
住所:〒959-1114 新潟県三条市高安寺1332
営業時間:
ファクトリーショップ 10:00〜18:00 (年末年始、4/1は休業)
工場見学 
午前 10:10〜12:10、午後 13:00〜17:00
(休憩時間 12:10〜13:00、15:00〜15:10) 
月曜日、日曜祝日、年末年始、4/1休業

マルナオ

マルナオは箸を製造している会社。元々は寺社仏閣の彫刻や大工道具を製造する会社として創業しました。工場見学では木材の乾燥→切削→材料の選定→組立→成型→研磨に至るまで、箸の製造工程を見学することができます。マルナオでもショップが併設されていて、箸の他に、廃材を利用したフォトフレームキットなども販売されていました。

マルナオ
住所:〒959-1107新潟県三条市矢田1662-1
営業時間:10:00〜19:00(年末年始休業)

藤次郎

藤次郎は包丁を製造している会社。包丁に刻まれた「藤次郎」の文字を見たことがある人も多いのではないでしょうか。藤次郎でも工場見学をすることができます。量産品の包丁を製作するナイフファクトリーとオーダーメイド品を製作するナイフアトリエがあり、それぞれ包丁の製造工程を見学することができます。ナイフギャラリーでは実際に製品をとって見て見ることができるだけでなく、併設されているキッチンスタジオで行われる料理教室に参加したりすることができます。第一線で活躍する一流のシェフにも人気の包丁ブランドです。

藤次郎
住所:〒959-0232 新潟県燕市吉田東栄町9番5号
営業時間:10:00~17:00 日曜・祝日定休

SNOW PEAK

スノーピークはオートキャンプ製品を中心にハイエンドなアウトドア製品やアパレル商品を開発から製造、販売まで一貫して手がけている会社。本社のオフィスの側には側には東京ドームの4個分に相当する約15万㎡のキャンプフィールドがあります。現在、キャンプフィールドは拡張が進められていて、50万㎡に拡大するとのことです。ここでは11:00、13:00、15:00の1日3回、本社内のスノーピークミュージアムを見学することができます。ミュージアムには実際にスノーピーク製品を愛用していた人から寄贈されたアウトドア製品が展示されています。創業時の登山用品から始まり、キャンプ用品、アパレルの展開に至るまで会社が歩んできた歴史を感じることができます。またアウトドアを持ち込んだオフィス空間も見学することができます。近年はアウトドア製品の開発・製造で培った知見を活かして、ワーケーションや地方創生にも取り組んでいるとのことです。一貫しているのは三条で培われてきた金属加工の技術とのことです。本社ではショップも併設されています。

SNOW PEAK HEADQUARTERS
住所:〒955-0147 新潟県三条市中野原456
営業時間(ショップ):9:00-19:00

道の駅 燕三条地場産センター物産館

燕三条駅から徒歩で約10分。三条市の工場で製造された金属加工製品が一堂に揃っています。建物内にはイタリア料理のレストランも併設されています。

住所:〒955-0092 新潟県三条市須頃1-17
営業時間:9:30~17:30 第1水曜日、年末年始休館

培ってきた金属加工技術を後世に受け継いでいくことを目的に三条市では次世代の「ものづくり」の担い手を育てることを目的に工学部の単科大学として三条市立大学を令和3年(2021)4月に開学しました。また日本全国各地から移住希望者を積極的に受け入れています。三条市は信濃川の支流、五十嵐川の清流が流れ、市街地からちょっと離れると風光明媚な自然に恵まれていて、キャンプ場もたくさんあります。豊かな自然に恵まれ、匠の技が受け継がれている三条市にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。そして、移住を検討してみてはいかがでしょうか?

三条市に興味を持ったら三条移住コンシェルジュへ
https://bit.ly/2XIkNAb





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