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使いきる清々しさ。

 最近「一日10分」と決めて、家の中の1か所だけを片付けることを習慣にすることにしました。
 10分しかないですから、「本棚の一段」「箪笥の引き出し1つ」「冷凍庫の中の冷凍食品カゴ1つ分」のように、ほんの少ししかできないのですが、それでも「ちりも積もれば」で、2週間も続けると、いろいろな場所が少しずつ片付いていきます。
 片付けは、井田典子さんの「だわへし(だす・わける・へらす・しまう)」を参考にしています。(私は井田さんの生き方がとても好きで、よくYoutubeも見ていますし、本も持っています。よかったら見てみてくださいね。)

 その中で、「わける」については、価値観によっていろいろな分け方があるのかな、と思っています。
 最近の私の「わける」の基準ですが、7つありますのでご紹介します。

①10年先でも大切に思うに違いない
②1年後に使う予定が確実にある
③今まさに使っている
 この3つについては、しかるべき場所に収納します。(だから、あらかじめ「この場所にはこれを入れる」と、いわば住所のようなものを決めておく必要があります。)

④今判断するのは難しい(来年、もしかしたら使うかも?でも使わないかも?人からもらったもので、捨てにくいなあ、とか、割と気に入っているから、捨てたくないなあ、みたいなもの)
 これは、迷っていると時間がかかってしまうので、とりあえず別の箱にとっておきます。特に、文房具系と手芸用品は私は多いですね・・・。

⑤今は使っていないんだけど、近いうちにたぶん使う(特に消耗品系です。日用品の予備(洗剤などは1つずつ在庫を持つようにしています)や、予備の靴下とか、ハンカチとか、今使っているものが傷んだら確実に使うものです)
 これは、すぐに出番が来ますので、しかるべき場所に余裕があればセットしておいたり、箪笥の引き出しをそれ専用に1つ準備したりします。これで、慌てずに探せます。

⑥明らかに必要ないもの(古くなったものや傷んでしまったもの、今も未来も絶対使わないもの)
 即、捨てます。「買った時、高かったんだよね」とか、思いません。「使わないようなものを買うんじゃないよ」と自分を戒めながら、捨てます。
 また、知人が古物商を始める予定があるので、新品はきれいにとっておいて、あとで渡そうと思っています。

⑦別の用途にすればすぐに使えるもの
 これが、今回の表題である「使いきる清々しさ」の話になります。例えばどんなものがあるか、最近の例をあげてみましょう。

・レターセット
 以前、手紙を書くのがとても好きでした。そのため、レターセットがたくさんあります。でも、最近はめったに、というより、全然書かなくなりました。でも、ときどき卒業生からお手紙をいただくことがありますので、いくつか残しておいて、残りは処分することにしました。
 でも、捨てなくてもいいかな、と思ったんです。だって、使えますから。便箋は可愛い絵柄の紙なので、メモ用紙にして、大切に使いきることにしました。A6ぐらいの大きさになるように切り、メモとして使い終わって、我が家の「雑がみリサイクル紙袋」に入れるとき、なんともすがすがしい気持ちになります。ちなみに封筒は使いませんので、最初から「雑がみリサイクル紙袋」に入れてしまいます。とっておいても、きっと使いません。特殊な大きさなので、使いみちがありません。

・いただきもののハンドタオル
 正方形のタオルは、私はあまり使わなくて、でも、いただくことがとても多くて、困るものの1つです。特に、申し訳ないですけど自分の趣味に合わないものは、どうしようかな、と思ってしまいます。いただいたものをまた人に差し上げる、というのも失礼な気がしてしまいます。数えたら20枚以上あり、驚きました。
 そこで、2枚縫い合わせて、小さめのフェイスタオルの大きさにして、キッチンで手拭きタオルとして使うことにしました。我が家のキッチンの引き出しの取っ手にかけて使えるので、便利です。
 キッチンで使うことのよさは、頻繁に洗濯をするので、すぐにくたくたになり、回転が速いことです(笑)。しばらくは、新しくキッチン用のタオルを買う必要がなさそうです。

・娘が使い残したノート
 娘が通っていた小学校は、毎年授業用のノートが5冊ずつ配られました(年によってはもっと多かったです)。娘は特別支援学級だったので、プリント学習が多く、ノートを1冊使いきったためしがありません。そんなノートを、「残ったページは家で自学のときに使おう」とずっと残しておいたのです。数えてみたら30冊以上。そこで、残ったページを全て外し、使ったページは雑がみとしてリサイクルしました。残ったページは、時間があるときに「縦型の封筒」にしています。

 業者の集金用にお金をよけておいたり、立て替えてもらったお金を家族に渡したりするときにすぐに使え、便利です。時間をみつけて、コツコツと作りためています。手作業が好きなので、作るのも楽しいです。

 と、こんな感じで、最近は片づけを進めているところです。最終的には、これを繰り返していき、もっともっとすっきりさせたいと思っています。歳を重ねるほどに、大切なものは精選されていくのではないかと思っているので、これからの私の身の回りがどうなっていくのか、自分でも楽しみです。





 

特別支援教育に興味を持つ教員です。先生方だけでなく、いろいろな職業の方とお話して視野を広げたいし、夢を叶えたいです。いただいたサポートは、学習支援ボランティアをしている任意団体「みちしるべ」の活動費に使わせていただきます。