僕らのななひが。〈小平市七小東公園_大沼町〉
『ななひが』でテレビに出てるもじゃもじゃの眼鏡がなんか撮影してたと興奮気味に帰ってくる息子。
誰だろうと話を聞くも名前が出てこない。あれあれEテレのと聞き、もじゃもじゃ、眼鏡からこれかと画像を見せるとこれこれ。
これはラーメンズの片桐仁さん。なんの撮影だろう、良いなー、おいらも会いたかったと話す団欒。
少ししてたまたま見ていたテレ東の新美の巨人たちの『丸型郵便ポスト』の回に小平の丸ポストを巡るもじゃもじゃ。
結びつく。
『小平市立小平第七小学校』の正門の先にある公園。正式には『小平市七小東公園』。このあたりでの呼び名は略して『ななひが』。
くつろぐベンチとテーブルがあり、水が流れて水遊びができる場所と、遊具と、砂利敷のグランドのようなところと、駆け巡れる芝と山と咲き誇る桜がある大沼団地に添うようにそれぞれがゆるやかに配置された息子が生まれてからともにある公園。
ベビーカーに乗せてごきげんに歌を歌うを聴きながらのんびりと歩き向かい到着すると、野に放つ犬のように山を走り転げるのを笑いながら眺める休日がしあわせから始まる『ななひが』ライフ。
自転車の補助輪を外す練習もここでスパルタ。なんども転がり半べそで繰り返すを繰り返して走り出す時の興奮。
頭の中に流れてたのは、マイクロフォンの中からガンバレって言っている聞こえてほしいあなたにもガンバレ!
小学校の中高学年になる頃は、サッカー団の練習から帰って来ないと不安になり探しに出ると、たいていここで仲間と遊んでいるのを見つけて安心したこと多々。
通りすがりにここで出会う中坊になるガキンチョたちに急に礼儀正しくこんにちは!と元気に声をかけられるとなんだかくすぐったく良い気分になる。
息子らにとっては待ち合わせ場所であり、駄弁り、遊び、溜まるところ。そんな日常に馴染む『ななひが』。
正式な名称を検索していたら、いろいろな都道府県でランドスケープの設計をされている『戸田芳樹風景計画』というところの設計だと知り、へーとなる。
HPに記されるコンセプトは、
『都営住宅に隣接し、この住宅地の人々に使用される公園である。今までこの様な公園は法規どおりの無味乾燥な施設と空間であった。しかし、ここでは敷地が広い利点を得て、4つの空間に分節して、各々が独自に魅力を持つと同時に連携して楽しめる空間作りを行った。芝生のアンジュレーションのダイナミックな空間、高学年の子供達がボール遊びできる空間、水遊びの空間、休息がゆったりできる空間等が子供達の楽しい遊び場として機能している。』
コンセプト通りに活用し育つ(は)一家。
片桐仁さんがスリスリした凛と立つ丸ポストの気品と集まり走り戯れる子供たちのハイトーンボイスが好き。咲き乱れる桜と芝がほんとにいい感じでお勧めしたい『ななひが』。
そろそろ桜が咲くころです。グリーンロードを少しそれて踏切を渡って『ななひが』に遊びに来ませんか。
(は)
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