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教えて偏愛街歩き本。〈のしてん、編集室〉

小平の玉川上水沿いにあるカミカワハウスで開催された『暮らしの展示とマルシェとカフェ』で行いました『のしてん、編集室』で企画した記念すべき第1回『教えて偏愛街歩き本』に2名の参加者が来てくれました。ありがとう。

お願いしたのは、”愛してやまない大切にしている街歩き本はありますか。もしあるならばその本とあなたの偏愛を教えてください。旅本、エッセイ、旅行ガイドブック、観光パンフレットなど街歩きに関わるものならなんでも持参してください。“

1人目は2階で出店の男子。大切そうに抱えて持ち込む数冊の本。中沢新一さんの本でした。初めて知る中沢新一さん。アースダイバーと霊地と縄文と細野晴臣と坂本龍一。とても詳しく静かに語る偏愛に引き込まれ持参する本をわいわいと語り眺める。

2人目はやわらかな雰囲気の女子。生成りのトートから取り出された本は「セーヌ左岸」。はにかみ行ったことはないけど左岸と右岸は景色が違うらしいですよと嬉しそうに話す。どこでこのイベントをと問うと、SNSで流れて来た「のしてん、こだいら。」が気になりフォローしていますとはにかみ教えてくれる。

なんだかとても嬉しくて、子育てのこととかゆっくりと穏やかに話しをしました。とても気持ちが落ち着く時間。どっちがというわけでもないですがお尻に根が生える心地よいお喋りでした。

男子と女子にお礼のエッセイはがきをプレゼント。

2歳児の楽しさをまとう女子がSNSに投稿してくれたのが「日本の生きもの図鑑」。特に春などは、2歳児のお散歩級によそ見やしゃがみ込み、後戻りして、なかなか目的地に着かなくなる良い本ですとのこと。そんなお散歩をしてみたいなと妄想するよろこび。

正直もう少しと期待もありましたが、まずこうして3名の方の偏愛が聞けたしあわせを次に積み重ねて行きたいなと思います。

やっぱりそれぞれの持つ偏愛はおもしろい。つぎの『教えて偏愛街歩き本』を楽しみに、またその際はよろしくです。

(は)と(い)


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