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「魅惑?」それとも「疑惑?」記憶術3選

のしんです。

今回のテーマは「記憶術」です。

2年前に「記憶術」系の本にはまりまして、当時貪るように読んでいたのを思い出します…笑

僕の場合ツイートのとおりですが、毎年3つくらいテーマを絞って本を選び、そのうちの1つはほとんど知らない分野を選ぶという読書法を実践してます!
本を読むのは好きなので、今度読書に関する記事も書きたいと思います。

※ちなみに「記憶術」に関しては、メンタリストDaiGoさんの著書「最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法」きっかけです。
有名な本ですが、まだ読んでいない方は是非!

本題に入る前に「記憶のメカニズム」に関する話をしたいと思います。
あまり堅苦しい話はしたくないので簡単に。

人が何かを覚えようとするときって、まず脳の「海馬 (かいば)」と呼ばれる場所に蓄えられます。海馬は「短期記憶する」+「長期記憶にすべきか判断する」という2つの役割を持っています。

海馬が「この情報は長期記憶に移動させるべきだな」と判断した場合、「側頭葉 (そくとうよう)」という別の場所で蓄えられる形になります。

はい。説明終了。

以上のことから「記憶術」のポイントは、

いかに効率的に「海馬」から「側頭葉」に記憶を移動させるか?

極端に言うと、

どうやって「海馬」に長期記憶の情報だと騙すか?

という一言につきます!

このポイントを念頭に置きつつ、記憶術の話をしていきます!
ですが、今回は本やブログなどでよく書かれているよう王道の記憶術ではなく、ちょっと珍しめの記憶術を3つご紹介したいと思います。
※信じるかどうかは個人の判断でお願い致します…。

「え?本当なの?疑わしいな!」と思う順で説明していきます!笑

では、いきましょう!

①飲酒記憶術

「お酒」と「記憶」の関係性について皆さんはどうお考えですか?
「たくさんお酒を飲むと記憶なくしますよ~」っていうのが普通のイメージじゃないですかね?

でも、安心してください。お酒を飲んでもOKです!!
※但し、勉強した後にです!

勉強した直後にお酒を飲んだグループとお酒を飲まなかったグループの2つに分けて、どちらのグループも同じ単語や画像などを覚える作業を実施。
「飲んだ直後」と「翌朝」の2回、覚えた単語や画像を思い出すというテストをしたという実験があります。

結果ですが、「飲んだ直後」はもちろんお酒を飲んだグループの方が記憶の定着率が格段に悪かったのですが、「翌朝」はなんとお酒を飲んだグループの方が記憶の定着率が良かったようです!

それはなぜか??

先日のツイートに答えを書いていますが、

「学習した後に余計な情報を入れないこと」が記憶の定着率を高めるためなんです。

例えば、「就寝前」は暗記の勉強をするには最適な時間帯と言われておりますが、それはなぜかというと、学習した直後に寝ることで脳に余計な情報が入らないようにすることができるからです。

お酒を飲むことで情報が遮断される状態になるので、記憶の定着率が上がるとされております。

ただ1つ注意点があります。

長期的に考えたときは、やはり過度な飲酒は控えた方がいいということです。

というのも、この実験は「飲んだ直後」と「翌朝」の2回テストを実施して効果を計測したというもの。「翌朝」という短期的な時間軸で計測したときに限り、記憶の定着率が良かったという結果ですので、ご承知おきください。

②ぬいぐるみ記憶術

突然ですが「ラーニングピラミッド」をご存知でしょうか?

アクションごとに記憶の定着率が異なることを示した図ですが、これによると「講義」や「読書」といった受動的な取り組みではなく、「実体験」や「人に教える」といった能動的な取り組みをする方が、記憶に残りやすいとされております。

特に「人に教える」ということは、自分が何となく知っている・分かっている状態ではできないですよね?「完全に理解している」という状態でないと、なかなか教えることは難しいと思います。

ですが、この「人に教える」というアクション。別に教える対象が人である必要性はありません。
*タイトルのとおり、ぬいぐるみに説明するイメージで独り言でアウトプットしてみても、記憶の定着率が上がりますという話です。

大事なのは、覚えた知識をアウトプットすることで、脳が大事な情報だと判断するということです!

※ちなみに、家族や友人で聞いてくれる人がいたら、その人に教える方が断然いいです。1人でぬいぐるみに話しかけている姿は、想像すると切ないですから…。

③眺めるだけ記憶術

「暗記物の勉強って面倒くさい~」
「覚える作業にめちゃくちゃ時間がかかる…」

そんな風に思っているあなたに、僕は声を大にして言いたい!

「覚えようと思わなくていい!ただ眺めてみて!」って。

記憶術関連の本を読むと、大抵「エビングハウスの忘却曲線」や「反復学習」の話が書いてありますが、それはなぜかというと基本的に「海馬」が重要な情報だと判断する基準は「接触回数」だからです。

要するに「よし!頑張ってこの100個の英単語を覚えるぞ!」と意気込んで1回勉強するよりかは、「とりあえずパーッとこの100個の英単語を眺めてみるかな〜」くらいの気持ちで10回勉強する方が、記憶定着率が良いんです!

マインドの話になってしまいますが、記憶するにはあくまで「接触回数」を意識して学習することが必要不可欠だという話でした!


いかがでしたでしょうか?

最後に「おい!」って思うかもしれませんが、僕がこの3つの中で活用しているのは「3. 眺めるだけ記憶術」のみです 笑
勉強後にお酒を意識的に飲むことはしないですし、ぬいぐるみにも話かけたりしないですね。その代わり妻に教えるとかはよくやっています。

ちょっとマニアックな記事でしたが、参考になれば幸いです。




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