AI時代をITエンジニアとして生き残るには?
ここ最近、ChatGPTなどの文章生成AIが誰でも手軽に利用できるようになり、ますます人が行ってきた仕事をAIに任せられるようになってきました。
悪い言い方をすれば我々人間の仕事がAIに奪われてきているということです。
我々ITエンジニアの仕事も例外ではありません。
文章生成AIは簡単にプログラムのコードを書いてくれるのでただ設計書通りにコードを書くような仕事はAIに取って代わってしまいます。
これからもどんどん仕事がAIに奪われていくであろうこのAI時代に、我々ITエンジニアが生き残っていくにはどんな仕事をして、どんな能力を磨けば良いのか?
そんなことを考えてみようと思います。
ITエンジニアは何をする人なのか?
まずは、そもそもITエンジニアは何をする仕事なのか?を考えてみようと思います。
一言でズバリ言うと
「誰かの課題をIT技術を使って解決すること」
だと思っています。
細かいことを挙げていくときりがないので簡単に言いましたが本質はそういうことだと思います。
システムをやITツール、ソフトウェアなどを導入して業務を効率化したり、プログラミングを組んで生産性を上げたり、様々なIT技術を駆使して誰かが抱えている課題を解決するのがITエンジニアです。
これからのITエンジニアに求められるスキルとは?
では、ITエンジニアとしてこれからも求められるスキル、能力とはどんなものでしょうか?
ここでは4つ挙げます。
1. 課題発見力
1つ目は課題発見力。
最初で伝えたように、ITエンジニアは課題を解決するのが仕事です。
常に課題を探す、仕事の種を探すことが必要になります。
極端に言うと課題がある限り仕事がなくなることはありません。
大小かかわらず課題を常に探し、解決法を考えていく能力(スキル)を磨くことが重要だと思っています。
この課題発見力を磨くには、常日頃からユーザー視点で困りごと、悩みごとを探してみることだと思います。
自分の仕事での課題、改善点を探してみることも課題発見力を鍛えることになると思います。
複数の視点から課題を探す癖をつけていきたいですね。
2.ヒアリング能力
2つ目はヒアリング能力。
これはユーザーがいる仕事の時に必要になります。
ユーザーから業務内容を細かく聞き出したり、隠れた困りごと、悩みごとを聞き出したりする能力です。
1つ目の課題発見力にも通ずることですが、課題を発見するには深くユーザーの業務やそのうえでの困りごとを理解しなければいけません。
そのためにはユーザーから細かいところまで聞き出して、課題をあぶりだす必要があります。
ヒアリング能力を磨くには、常に疑問を持って会話することだと思います。
どうやってその作業をするのか?なんでこの作業をするのか?
本当にこの作業が必要なのか?
といった具合に常に疑問を持ちながら会話をすることでより細かくヒアリングをすることができるようになるはずです。
3. 課題解決能力
3つ目は課題解決能力。
発見した課題を効果的に解決するための能力が求められます。
課題を発見するだけではもちろん仕事にはなりませんから、解決できる能力も必要です。
解決法はさまざまで、自分の能力で解決できない時は人に頼る、もしくはツールやそれこそAIに頼っても良いでしょう。
そういう意味では、課題の内容からどうしたら解決できるかを見極めて素早く対処する能力が大事なのかもしれませんね。
4.言語化能力
4つ目は言語化能力。
技術的な知識やアイデアを他のメンバーや関係者と共有するための言語化能力が重要です。
明確かつ分かりやすいコミュニケーションスキルとも言えるでしょう。
分かりやすい場面で言うと設計する時に特に重要なスキルだったりします。
設計は、「どういう処理をどのようにコードを組んで実現するか」
というのを人に伝える必要があります。
その時にいかに分かりやすく言語化できるかが重要になってくるのです。
そして今の時代、伝える相手は人だけではなくAIになることもあります。
ChatGPTにコードを書いてもらいたい時に正確に、分かりやすく実現したいことを伝える必要があるわけです。
言語化能力を磨くための場として、noteは良いと私は思っています。
言語として発信していくことで人に伝える言語化能力が鍛えられていくはずです。
おわり
今回挙げた4つの能力を磨いていき、AIに取って代わられないITエンジニアを目指していきたいですね。
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