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【誰に・いつ・どうやって?】親族や友人への連絡:初めての喪主でも迷わないための完全ガイド

大切な人を亡くした悲しみの中、葬儀の準備を進める中で、親族や友人への連絡は、特に心を悩ませるものです。誰に、いつ、どのように伝えればいいのか、失礼があってはいけないと、不安になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、初めて喪主を務める方に向けて、親族や友人への連絡のタイミング、方法、内容、注意点などを、具体的な事例を交えながら分かりやすく解説します。

突然の知らせ、そして…

「まさか、こんな日が来るとは…」

電話口から聞こえてきたのは、母の声でした。いつも明るく元気な母の声が、今日はどこか震えているように感じました。

「お父さんが…亡くなったの。」

その瞬間、頭が真っ白になりました。

親族や親しい友人には、なるべく早く

葬儀社の方から、「まずは、親族やごく親しい友人には、なるべく早く訃報を伝えましょう」とアドバイスを受けました。

「でも、なんて伝えればいいんだろう…」

悲しみと動揺で、言葉が出てきません。

「○○(故人の名前)が亡くなりました。突然のことで、まだ気持ちの整理がつきませんが…」

震える声で、兄に電話をかけました。兄は、静かに私の話を聞いてくれ、すぐに駆けつけてくれると言ってくれました。

葬儀の日程・場所が決まってから

親族や親しい友人への連絡を終えると、葬儀社の方から、葬儀の日程や場所が決まってから、その他の親族や友人にも連絡するように言われました。

連絡方法は、電話、メール、LINEなど、状況に合わせて使い分けました。高齢の親戚には電話で、友人にはLINEで連絡しました。

連絡内容

連絡する際は、以下の内容を伝えるようにしました。

  • 誰から連絡するか: 基本的には喪主である私が連絡しましたが、親族間では、故人と親しかった人が連絡することもありました。

  • 故人の名前と続柄: 「父が亡くなりました」のように、故人の名前と自分との続柄を伝えました。

  • 死亡日時と場所: 亡くなった日時と場所を伝えました。病気の場合は、病名も伝えました。

  • 安置場所: 自宅に安置していることを伝え、弔問を受け付けている場合は、その旨も伝えました。

  • 葬儀の日程・場所・形式: 葬儀の日程、場所、形式を伝えました。家族葬の場合は、その旨も伝えました。

  • 喪主の名前と連絡先: 私の名前と連絡先を伝えました。質問や相談がある場合に備え、連絡先を伝えておくと安心です。

連絡時の注意点

連絡する際は、以下の点に注意しました。

  • 落ち着いた口調で話す: 悲しみや動揺は当然ですが、なるべく落ち着いた口調で話すように心がけました。

  • 簡潔に伝える: 長々と話すと、相手も混乱してしまう可能性があるため、必要な情報を簡潔に伝えました。

  • 忌み言葉を避ける: 「重ね重ね」「再び」など、不幸が重なることを連想させる言葉は避けました。

  • 相手の状況に配慮する: 相手が忙しい時間帯や、状況によっては、後ほど改めて連絡する旨を伝えました。

遠方からの参列者の場合

遠方からの参列者には、交通手段や宿泊施設について、事前に確認を取りました。交通費の負担や宿泊施設の予約など、できる限りのサポートをするように心がけました。

葬儀を終えて

葬儀を終え、参列してくれた人々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。親族や友人からの温かい言葉に、どれほど救われたことか。

葬儀は、悲しみだけでなく、故人との思い出を振り返り、感謝の気持ちを伝える大切な機会です。親族や友人への連絡は、その第一歩です。この記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。