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要注意!0kcalの落とし穴

こんにちは!ノルン鍼灸院・管理栄養士,登録販売者のななむらです!


ダイエットや健康維持の為にカロリーを気にしている人は、「カロリーゼロ」「カロリーオフ」という文字をよく目にするのではないでしょうか?

カロリーを抑えたい方にとっては、こういった表示のある食品や飲料はとてもありがたいと感じますよね!


私も栄養について学ぶ前は、「カロリーゼロ」という文字につられて、「これならたくさん食べても太らない!」と思いながら、カロリーゼロの食品や飲料を摂取していました。

その頃は「カロリーゼロ」は本当に0kalだと思っていたのです。

え?「カロリーゼロ」って表示されているのだからそうじゃないの?と思う方もたくさんいると思います!

しかし、この表示の基準に罠が隠されていたのです…。

といっても、これから説明するのは国で定めた栄養表示基準ですので、私たち一人ひとりが理解して食品や飲料を選択することが大切です!

▼カロリーゼロやカロリーオフの栄養表示基準▼

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上の写真を見て、違和感はありますか?

エネルギーが0kcalなのにたんぱく質や炭水化物が含まれていますよね。

たんぱく質や炭水化物は1g当たり4kcalのエネルギーが含まれていますから、0kcalではないはず…。

これには、以下の表示基準が関係しています。


【カロリーゼロ、ノンカロリーなどの含まない旨の表示】
100g当たり5kcal未満(飲料の場合は100mL当たり5kcal未満)である場合、「含まない旨の表示」が可能。


【カロリーオフ、低カロリー、控えめなどの低い旨の表示】
100g当たり40kcal以下(飲料の場合は100mL当たり20kcal以下)である場合、「低い旨の表示」が可能。


このことから、上の写真は、500ml当たり20kcalのエネルギ-が含まれていますが、100ml当たりになおすと4kcalの為、「含まない旨の表示」が可能となります。


▼表示基準を理解した上で選択しよう!▼

ゼロカロリーは「0kcal」ではないということを理解していただけたでしょうか?

なんだかややこしいですよね…(笑)

このルールから、商品を選ぶ際に「カロリーゼロ」、「ノンカロリー」を推しているものでも、実は0kcalではないかもしれない!

ということを思い出してもらえたらと思います。


また、こういったカロリーゼロ、ノンカロリー商品には砂糖よりカロリーが低い人工甘味料が使われていることが多いです。

人工甘味料については、過剰摂取により糖尿病や肥満のリスクを上げる可能性があるとも考えられています。

しかし、人体への影響は明確にはわからないことが多いのが現状です。

そういった点もふまえ、カロリーゼロ、ノンカロリー商品だからといって摂り過ぎには注意しましょう。

そして、表示の意味をしっかり理解して正しく判断していきましょう!


ダイエットプログラムのご相談や管理栄養士による食事指導などは

ノルン鍼灸院までご相談ください!

芸能人や日本代表のアスリートを鍼灸・栄養指導の両方からサポートし続けています。

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