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抗酸化作用ってよく聞くけど、どんな作用?


こんにちは。ノルン鍼灸院 管理栄養士・登録販売者のななむらです。


前回は、いちごに含まれる栄養素とその効果を紹介しましたが、その中で「ビタミンCは抗酸化作用がある」というお話もしました。

そもそも抗酸化作用ってなんぞや~?

という方もいらっしゃると思いますので、今回は抗酸化作用についてお話していきたいと思います。


抗酸化作用とは、活性酸素の働きを弱めたり、活性酸素そのものを取り除き、酸化を防ぐ作用のことです。

この抗酸化作用を持っている物質を抗酸化物質といいます。


活性酸素というのは、ほかの物質を酸化させる力が強い酸素の形のことで、殺菌力が強く、微量であれば細菌やウイルスの撃退といった重要な役目を果たしていると考えられています。

しかし、体内で活性酸素が過剰に発生すると、血管や体内組織を破壊し、がんや動脈硬化・心臓病・脳卒中・糖尿病・白内障など多くの疾病を誘発し、老化の促進や免疫機能の低下も引き起こしてしまいます。


こういった活性酸素の悪い働きを防ぐために、抗酸化物質が注目されているということです。

ただ、上記で説明したように、活性酸素は微量であれば、身体にプラスな働きをしています。

なので、活性酸素をたくさん取り除けばよいという考えは禁物であるということも覚えておいてください。

活性酸素を過剰に発生させる原因となるような生活を送っている人は、抗酸化物質を積極的に取り入れた方が良いということですね。


人の身体には、もともと抗酸化作用が備わっていて、体内で抗酸化作用を持つ酵素を作ることができます。

しかし、抗酸化作用を持つ酵素を作る働きは20代をピークに低下していきます。

そこで、活性酸素が過剰に発生するのを防ぐためには、食品から抗酸化物質を摂取することが大切です。


そして最近、抗酸化物質として注目を集めているのが、ポリフェノールです。

ポリフェノールには、以下のようなものがあります。

・ブルーベリーに含まれるアントシアニン
・大豆に含まれるイソフラボンサポニン
・ゴマに含まれるセサミノール
・そばに含まれるルチン
・緑茶に含まれるカテキン
・発酵茶(紅茶・ウーロン茶など)に含まれるテアフラビン

また、ポリフェノールはサプリとしても販売されています。

ポリフェノールを日常的に取り入れ、がんや動脈硬化など様々な疾病を予防していきましょう!

次回、活性酸素が過剰に増えてしまう原因と対策、について説明していきたいと思います。

ぜひ、そちらも合わせて読んで、抗酸化作用について理解を深めていただけたら嬉しいです。


ダイエットプログラムや栄養指導はノルン鍼灸院までご相談ください。

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