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【7/5加筆】映画「YESTERDAY」を観た(めちゃ長い)

こんにちは、たまです。
今日は先日のやりたいことリストで選抜した映画を観ようと
Amazonプライム内を彷徨い、ふと目に留まった映画「YESTERDAY」を、
観ました。(リストにはなかった)
この映画、米国映画ではなく英国映画。ビートルズだもんね。
これがまた、ひさびさの大ヒット!
タマキ感激~(古い◆注意これわかる人、オジサンオバサンです。)。
しっかりネタバレバレですが、肝心なところは伏せてます(笑)。
ぜひご覧ください~
***

突然世界中が停電に


売れないシンガーソングライターのジャックは、音楽教師をやめて、
アルバイトをしながら、バーやクラブで歌う日々。
まったく売れないのに、幼馴染で数学教師のエリーは彼のマネージャー兼
運転手をしてくれている。

あるとき「ちょっとしたフェスで歌えるよ!」と、エリーはジャックに伝えます。しかし、フェス会場の休憩テントのような場所で歌えるだけで、
お客はいないに等しい寂しいところ。
ジャックはがっかり。なんだか悲しくもあり、「もう歌うのはやめる・・」と、エリーに告げます。
エリーは励まし続けますが、ロクに返事もせず、失意のままエリーの車を降りて、路上に止めておいた自分の自転車で走り始めます。
走り始めてしばらくすると、なぜか次々と街の灯りが消えていきます。
何が起きているのか?起きたのか?
どうやら全世界で停電が起こってしまったよう!
灯りという灯りが全て消えてしまったので、あたりは真っ暗。
そんな中、必死で自転車を漕ぐジャックでしたが、彼は同じく暗闇の中
走ってきた車に衝突してしまいました。
居合わせた人に助けられたジャックは、運ばれた病院で目を覚ましました。
***

え?!ビートルズを知らないの?!


ジャックは事故のせいで前歯二本を折ってしまいました。
痛みはあるものの、ひととおりの治療が終わったので退院することに。
エリーや友人たちは、ジャックのためにささやかな退院祝いをしてくれました。
友人たちは、ジャックに新しいギターをプレゼントしてくれました。
事故のせいで彼のギターは壊れてしまったから。

新しいギターを手にして嬉しそうなジャックに「何か弾いてよ!」と、
友人たちはせがみます。
ジャックは静かに弦をつま弾きながら、ビートルズの名曲「Yesterday」を
弾き語ります。

その美しい歌詞と旋律をうっとりしながら聞いている友人たち。
歌い終わるジャックに対してエリーは、

「すごく素敵な曲!いつ書いたの?」

「こんな素敵な曲初めて聞いたわ」友人たちもエリーに続きます。

「え?」

何言ってるんだろ、と、これはビートルズだよ?と軽く言います。
しかし友人のひとりは、

「ビートルって虫か?」

何を言っているのだと、エリーの顔を見るジャック。
しかし、エリーも「?」な顔をしています。
そのあとも「もっと弾いてよ!」と言われ、
何かおかしいと思い、
キツネにつままれたような顔でジャックは曲を奏でました。

帰りの車の中、ジャックはエリーに問いただします。

「まじかよ!本当にビートルズを知らないのか!?」

「なにそれ」

驚き過ぎて声の出ないジャック。
車から降り、ただただ茫然とするジャック。

まさかまさかまさか!!!

家に帰ってジャックは、PCに向かいググります。

「Beatles」かちゃ!

「beetle=甲虫」

「The Beatles」かちゃ!

「beetle=甲虫」

ああ~~もぉぉぉ~~検索に引っかかりません。
SEO対策の問題じゃない((笑))。

あ!と思ったジャックは、
「The Rolling Stones」かちゃ!
(ローリングストーンズはどうなんだ?)

「The Rolling Stones=英国のロックバンド(画像付き)」

あった…ローリングストーンズはあるんだ、いるんだ…
安堵するジャック。

いやいやいや!!
問題はビートルズだ!
リンゴもポールもジョンもジョージも引っかからない。
本当にこの世界には、ビートルズは存在しないのか?

ここでジャックの脳裏に一つのことが浮かびます。
そう、ビートルズは存在しないのならば、偉大な彼らの名曲を
自分の歌として歌えれは・・?ということ
でした。
***

一躍大人気スターに!


しかし、いつものクラブで歌っても反応が薄く、またも落ち込むジャック。
そこへ「君の曲、気に入ったよ」という男性が現れ、
「僕のスタジオでCDを録音しないか」と、声を掛けます。
男性のスタジオは、脇を電車が通れば、その音がレコーディングに響くようなオンボロスタジオでしたが、ジャックは熱唱、録音をしていきました。
そしてその録音CDを、バイト先で無料で配るようなことをしていました。

いつしか彼の曲(ビートルズだけどね)は大きな話題となり、大人気となっていきます。そしてそんなジャックに声をかけてきた人物がいます。
それはなんと、ビックスターのエド・シーラン(本人出演)!
ジャックは、彼から彼のモスクワライブの前座を頼まれます。もちろん断る理由がないジャックはマネージャーとしてエリーを誘います。
しかしエリーは自分の仕事があるからと行くことを断りました。
残念ではあったけど、彼は別の友人に同行を頼み、モスクワへ行くことになったのです。

リヴァプールとエリーと・・・

エド・シーランのモスクワライブ前座が大成功をしたジャック。
そんな彼を「次の商材」として狙っていたのが、敏腕マネージャーのデボラです。
ジャックは彼女と契約をし、米国ロサンゼルスへ行くことになりました。
ジャックは、ロサンゼルでもすぐに大人気となりました。しかしジャックの心には何かがあったのでしょう。次々にスケジュールを埋めていくデボラに、どうしてもリヴァプールに行かせてほしいと頼みます。
デボラはなぜリヴァプールにこだわるのか不思議でしたが、渋々OKをします。
ジャックは、ビートルズの名曲の歌詞に描かれている場所をあちこち訪れます。そしてリヴァプールはそんなビートルズの生まれ育った場所。

そんな中、偶然エリーと再会したジャックは、彼女と結ばれそうになりますが、「一夜限りの相手なんて嫌」と言うエリーに対して何も言えず、エリーは帰ってしまいます。
ちゃんと気持ちを伝えようと、翌日駅で再会しますが、やはり何も言えず、ジャックはロサンゼルスに戻ることになります。

ビートルズを歌ってくれてありがとう


全てが順調に見えたジャック。
あるとき新しいアルバムを発表することになりました。
ライブ会場となったとある建物の屋上で、(私たちにとっては)名曲の「HELP!」を熱唱どころか、絶叫するジャック。
この「HELP!」は、ジャックの心そのものなのだと、のちにわかります。
そんなジャックを訪ねる男女二人がいました。

この二人は、それぞれ別の場所でジャックの(ビートルズの)歌を聞いていた二人。そのジャックの歌を聞いては「はっ」とした顔をしていた人たち。
この二人自体にに繋がりはないようですが、
ご察しのとおり、この二人はビートルズを知っていたのです。
そして女性が、ジャックをリヴァプールで見かけたことをジャックに伝え、「知らないことを歌うはできないから、この場所を訪れたのでしょう」と、言ったのです。
ジャックは驚きと怖さと、そして安心感から小さく頷きます。

そして、頷くジャックに二人はこう続けたのです。

「ありがとう!!
 この世界では、ビートルズは私たち3人しか知らない。
 でも私たちは歌うことができない。
 だからあなたが歌ってくれることが、どんなにうれしいか!」


この言葉にどんなにほっとしたことでしょうか。
ジャックはもう疲れ切っていたのです。
ウソをついていること、
自分の曲じゃないことでお金を得ることに・・。
幸せとは何か、気づき始めたジャック。

そんなジャックに彼女は紙片をジャックに渡します。

「力になってくれると思う。大変だったのよ」
***

告白。 そして大切なことろへ


にっこり笑って渡されたその紙片に書かれた住所へ行ってみると、
そこには、やさしそうな絵描きの男性がいました。

この男性は誰なのか。ここだけは映画を観てください。

彼に「本当に大切なもの」を教えて(気づかせて)もらったジャックは、
お礼を言い、「最後のステージ」へ向かいます。

最後のステージ、それは数曲歌い、
そして大事なメッセージをひとりでも多くのファンへ伝えるものでした。
「今まで歌ってきた曲は、実は4人の男性が作ったもの。
リンゴ・ポール、ジョン、ジョージだ。
それを僕が代わりに世に出しただけ」

そして多くのファンの中でも、
なにより大切な、彼の一番のファンへのメッセージでもありました。
そう、エリーへのメッセージです。

エリーへ自分の本当の気持ちを伝え、
そしてすべての曲は無料で配信すると伝え、スター業は廃業。
その場を去ります。
***

ジャックとエリーは結婚をして、
ジャックは音楽の先生へ戻り、子供たちと一緒に、
ビートルズの曲を歌って暮らす優しく幸せな生活を手に入れたのでした。

おしまい

***

この記事はあらすじですので、
作品の内容はおわかりいただけたかと思います。
結末まで書いてしまっているけど、
ぜひ、映像と音楽をお楽しみください。
観終わったころには、
AppleMusicでビートルズをダウンロードしていますよ(笑)

*Amazonプライムで配信中です

んじゃまた!

いただけるなら喜んでいただきます。