アイリッシュマン/運び屋
「アイリッシュマン」
1時間観た。いまんとこ老人の話を聞かされているだけ。
面白くはなりそうにないな笑
マフィア・ヤクザものってやっぱジイさんだけだときついな。若さと激しさ、コントロールが出来ないもの。そういう煮えたぎるものがないとな。
お腹の出たジジイがうろうろするだけではどうしようもねえ。
さて、最後まで観るかどうか。
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結局観終わりました。
たいして響かないなー。
たぶんデニーロは年齢的に、もう人を撃ち殺しちゃあかんのじゃないすかね・・
※追記コメント
デニーロおじいちゃんは若者を励ます役がええわ。
「運び屋」
楽しんだ。
イーストウッド作品を観ていつも思うのは、とても美味しい料理なんだけど尖って主張してくる「心に引っかかる鉤」みたいなものが無い。
お上手なんだけど何か物足りない、みたいなのはありますよね。
「運び屋」はグラントリノ以来の、主演and監督作品でして。老人ものとしては楽しいのではないすかね。
老人もの、て何やという話ですけど。
名作と名高いグラントリノは、ジジイカッコつけすぎやろ、と思ってしまい、あんま好きになれません。
イーストウッドはカッコいいのだから、カッコつけて何が悪いねん、という話ですけど、やはりジジイの魅力はカッコ良さよりも情けなさや可愛らしさではないでしょーかね。
本作、運び屋のジジイは、もはや90歳ですから、カッコつける気はほぼ無くて、お金が入るとホテルに女の子二人呼んで遊んだりして、非常にバカで愛らしい。
麻薬を運んでること知らずに鼻歌歌いながらドライブするジジイ。
何回目かで積荷が麻薬と知ってしまい
「やべえ、これはやべえぞ」
となるわけですね。
で、さすがに深刻な顔してるからやめるのかな、と思ったら
次のシーンでまた鼻歌歌いながら運んでる。
やめへんのかいっ!
というね。そーゆーとこ、楽しかったわあ
好きなネタとしては
じいさんがギャングに
「この住所は誰に聞いたんだ、言え!」
と脅されて
「メキシコ系の、体がデカくて、全身刺青だらけで、おっかねえやつだ」
て言うと
「…だいたいみんなそんな感じやろ、名前を言え」
とか言われるのは笑った。
ギャングの基本フォーマットなんやね。
とまあ、基本楽しく観たんですけど、ブラッドリークーパー演じる麻薬捜査官がアホすぎて、白けました。
運び屋が主人公ですから麻薬取締局DEAは敵になるわけですが、敵がアホすぎて萎える、というよくあるパターンですね。
仕事できる風にイキって捜査して「情報を得た、輸送ルートも車種も押さえた。今日は偽装車両を使いヘリも出して検挙する」と出ていくわけですね。これはイーストウッドもピンチかと思いきや、最後の詰めが無茶苦茶でして、ハイウェイで並走して運転手の顔を覗きこんで
「こいつは小物だ」
とか
「こいつは怪しいから止めてみよう」
とかやっとる
最後の最後が「目視」とか雑すぎやろ・・・
そんな雑な詰め方やからジジイを見逃してしまうのやで…
盗聴でほとんど情報つつ抜けでして、黒いトラックで、コードネームが「タタ」という、そこまで掴んでて、なんでジジイであることわかんねーんだよ笑
ギャングも運び屋がジジイだということ隠してないんだよなあ。盗聴しててその情報掴めないとバカなんだよなあ。。
あとで知ったけど、「タタ」ってスペイン語で「おじいさん」て意味らしい。ワロタ
おじいさん、て名前の運び屋を見逃すなよ
「あんただったのか」
じゃねーよ笑
というね。
まあすぐ捕まっちゃったら映画終わってまうから、なかなか難しいでしょうけど、敵がバカだからという理由で後半までバレないのは何だかつまんないですね。
そーいや昨日はイーストウッド90歳の誕生日だったそーで。運び屋を観終わってから知りました。
不思議なもんですね。
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