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卵子は年齢とともに減るのです。

胎児のときが一番卵子をもっています

男性は精子を体内でつくることができますが、女性は卵子を作ることはできないんですね。驚くことに実はお母さんのおなかの中にいるときが一番体内に持っている卵子が多くて、200万個ともいわれています!!これが閉経に向けてどんどん減っていきます。閉経のときには物理的に卵子をもっていない状態なんですね。つくることもできないので、卵子がない!ということは当然受精卵はできず、妊娠できないということになります。なので、女性にとって妊娠のタイムリミットがあるというのはどうしても避けられません(卵子を凍結していれば別ですが・・・)。

卵子が減る一方

そして、お腹の中にずっともっているということは、卵子は古くなるということです。それにより高年齢になってからの妊娠率・生産率は30代後半から低下していきます。卵子の質の低下によるものといわれています。

女性を悩ませる妊娠のタイムリミット

女性にとってこのタイムリミットは悩みのタネですよね。20代前半で仕事をはじめて仕事がおもしろくなって気づいたら30代になっていた!、自分に合う仕事を探してうろうろしていて20代後半でようやく見つけて仕事にのめりこんでたら30代半ばだった(私です笑)、とか。女性も大学や大学院いいく機会が増えて、仕事に就く年齢が遅くなっていたり、なかなか最初に就いた仕事が自分に合うかもわかりません。

ひとつは、もちろん自分がやりたい仕事を学生のうちから見極めておく、そういう機会を増やすなんてのもとても大事なことです。いろんな職業の人の話をきく、インターンシップが増えるのも大事かなって。

もうひとつは、妊娠・出産を大きなブランクとしない、という手もあるかなって。仕事によってしまうところはありますが、妊娠中、産後も自宅でできることに関われるようになったらいいですし、育休も完全休みもいいですが一部仕事に関われたりしてもいいのにな~って思っています。

最後は、ちゃんと戻って楽しく仕事ができることはとっても大事ですよね。仕事のポジションを用意してもらえることも大事ですが、子育てがママに偏りすぎないように。パパ、そしてじじばば、ご近所さん含めてサポートしてもらえる体制、これがその人の運ではなく(親のサポートが私は手厚いのですが、周囲の話を聞いているとそうではなくてひとりでせおってるママもたくさん!)、みんながその状況を得られるようしていきたい!と思うのです。

「タイムリミット」なんて思わずに、自分の人生の中でどのようにキャリアややりたいことを描いて、妊娠・出産をどこに置くか、人生プランとして描けるようになるといいなっておもってライフヘルスカウンセリングをしています☺

著書「女性がイキイキと働き続けるためのヘルスリテラシー(セルバ出版)」にも書かれていますので、よろしければお手元にとってみてくださいね。

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