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女性がずっと働くということ

私にはもうすぐ3歳になる娘がいまして、先月も娘が熱をだして「どうしても」なお仕事以外は延期をいただいたりしていました。1歳半まではそんな日が月に1度はあり、3歳になろうとする今もたまにあります。我が家は夫の親と近くに暮らしており、サポートが得やすいので、娘が熱を出して家にいる間、「どうしても」なお仕事の時間は夫の母にお願いできています。サポートをお願いしても、在宅で仕事をしていると「ママ~」ときてしまうのも事実で、、、オンラインで会議をしている先方に「すみません」とあやまることもしばしば。みなさま「かわいいね~」と快く対応くださいますが、仕事に支障がないかといえば、そんなわけないですよね💦

子育て→更年期で、不測の事態は続くようです

先日、更年期世代の女性とお話しさせていただいたときに、「子どもの熱」と同じように、予想できず、仕事に影響をすることが続くんだ・・・と思ったのでした。更年期の症状やその度合いは人によりさまざまというので、そこまでの症状がない方もいるかもしれませんが、一方で、そこまでの症状を持つ方もいらっしゃるのです。予測できない体調不良で仕事を休まざるをえない日が頻繁にある、と。もちろん風邪をひいて会社を休むことはだれだってあります。でもそれはそんなに頻繁ではないですよね。それが月に何日もあったら・・・毎月あったら・・・仕事に影響してしまいますよね。

私のように、高齢出産で、子どもが小学生のときに自分の更年期に突入予定の場合は、「子どもの熱」に続き、なのか、もしかすると「重なり」なのかもしれませんが・・・、自分の体調が予測できなくなり、急に休むことがそれなりの頻度で起こる。そして想像してください。さらに両親の病気や介護が入ってきたら、その期間は何年続くの?2つ、3つ重なったら果たして仕事は責任もってできるの?と、ちょっと落ち込んでしまいました。

キャリアをあきらめたいわけじゃない葛藤

ワークライフバランスは、それぞれの人が自分が「ちょうどいい」と思うところを選ぶのがいいと思っています。子育てや家庭のことをしっかりやしたいので、仕事は責任ある仕事ではなく、融通のきく仕事を選ぶのも選択肢。でも、子育てしていても、更年期だって、仕事をがんばって、キャリアをどんどん積んでいきたいのも選択肢です。キャリア志向の女性が恐れるのは、子どものことや、更年期のことを周囲に相談した途端、自分のお仕事が減っちゃったり、責任ある仕事ができなくなることです。

私も会社員として働いていた時、「子どもを産む」ということを周囲に話すことはまったくなかったです。それは、「子どもを産むかもしれない」=「仕事をセーブされてしまうのでは」と思ったからです。それもあって子どもが欲しいかどうか、どういう家族を自分はつくりたいのかをちゃんと自分自身で向き合って考えられていなかったというのがほんとのところです。

一度、30歳前半で仕事のポジションが変わったときに(出張の多い忙しいポジションから、出張が少ないポジションに変わった)、「北さんも子どもを産むことを考えて異動したのかと思った」といわれて、腹が立ったことをよく覚えています。

子育てしながら、更年期でも、介護しながらキャリアを積める?

これを実現するには、プライベートと職場両方の理解とサポート体制が必要ですよね。。。私の例をお話しすると、プライベートでは、家族、ご近所さん、もしくはお金を払ってでも頼めるサービスでなんとかできる体制をつくっておく。我が家は、今は、娘の熱の頻度も減り、家族サポートも手厚いので、お金を払って誰か頼むことはほとんどないです。ただ、月に1回熱をだしていた1歳半までは、病児保育のフローレンスさんに登録したり、近所のベビーシッターさんをアプリで探しておいて何かのときに頼めるようにはしていました。書いてて思いますが、夫がイクメンで育児のメインは夫です!という方にはかないませんが、かなり恵まれている方だろうなと・・・。

私:自営業なので融通はきかせられることが多い。けど、変わりがきかないことも多い。

夫:日によっては調整がきく仕事。在宅勤務も半分くらいある。出張ない。

夫の母:隣に住んでおり、パートのみ。我が家の勝手もご存知。

私の母:ちょっと遠方なので、出張のとき、怪我や病気のときに泊まり込みできてもらう。コロナ前はわりときてくれていたので、やはり我が家の勝手はある程度知ってる。

職場は、そう考えると従来の日本企業型の方がサポートしてもらいやすいんでしょうか。私はアメリカ系の会社が長かったので、基本的に個人に任されて、個人の責任が大きかった。自分が突然休むときに代わりに誰かにいってもらう、ことができない仕事が多かったなあと思います。そういう職場でも状況を伝えて、カバーしてもらえるようにしておきたいところですが、仕事が減らされないか不安になっちゃいそうです。職場で相談を受ける上司の方、同僚の方には、「負担かけないように仕事を減らそう」というやさしさはすばらしいのですが、それが嫌な女性もいますので、ぜひ本人の希望をきいて、柔軟に対応をしてもらえたらうれしいです☺

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