インフルエンザ、どうして子供はかかりやすいの?
抗体が体を守っている
インフルエンザにかかると、特に心配なのが子ども。大人でさえ高熱が出て辛いのに、子どもにとってはなおさらですよね。近年、インフルエンザが原因で入院する患者のうち、子どもの割合が他の年代に比べ増加しています。子どもが感染しやすく、重症化する可能性もあるインフルエンザ。かからないように予防したい!そのために何が出来るのかを紹介します。
そもそも、インフルエンザにかかる人とかからない人の違いは、何なのでしょうか?
大人は子どもよりインフルエンザにかかりにくい理由。それは、私たちの体の中に「抗体」が出来るからです。「抗体」とは、ウイルスを体の外から出そうと働いてくれるタンパク質のこと。私たちの身体は、前に感染したウイルスを覚えていて、次に同じウイルスに感染すると、この抗体が体内で作られます。その抗体が身体の外にウイルスを出そうと働くことを「免疫」と言います。「免疫力」という言葉をよく聞きますが、これは抗体が働いていることを言うのですね。
ちなみに、この仕組みを利用したのが予防接種。感染力を無くしたウイルスを注射で身体の中に入れて、インフルエンザにかかったと身体に錯覚させます。このようにして、抗体を作るようにしています。
私たちの身体をウイルスから守ってくれる抗体ですが、子どもは大人と比べて抗体の働きが弱かったり、抗体が付きにくかったりするという特徴があります。これは、子どもだと今までにかかったことのある病気が少ないためです。子どもは、成長するにつれて色々な病気や異物に対する免疫を徐々に獲得していくので、子どものころは、身体が病気とたたかうことに慣れていないということなのですね。
大人と比べて免疫力が弱い子ども。ウィルスから守り、予防をするためには大人以上に注意して対策をしていきましょう。
子どもを守る予防テクニック
では、免疫力の弱い子どもをインフルエンザから守るために何が出来るのでしょうか?大切なのは、家の中にウイルスを持ち込まないようにすること。ウイルスのいない安心な環境をつくるために出来ることを3つ紹介します。
1. 手洗い徹底!
やはり予防の基本は手洗い。私たちの手についたウイルスは、その手で触れた目や鼻、口などの粘膜から身体の中に入ってしまいます(これを接触感染と言います)。外出した時に、電車の手すりやエレベーターのボタンなどを触ると、そこについていたウイルスが手についてしまいますね。子どもだと、幼稚園のおもちゃから感染してしまうことも。外で手についたウイルスを洗い落とすために、家に帰ってきたらしっかりと手洗いをすることが大切です。
しかし、外から帰って来た時だけでは不十分!もし、くしゃみや咳を手で押さえて、そのままドアを開けたら、そこにはウイルスが付いてしまいます。ドアノブや電気のスイッチを触ることがとても多い家の中にいても、ウイルスに触れてしまうことがあり得るのです。そのため、食事前やトイレに行った後などはこまめに手を洗うようことを習慣にしましょう。
2. マスクを装着!
外出すると、どうしてもウイルスにうつってしまう可能性があります。特に沢山の人が集まっている人ごみの中や教室などでは、感染者からウイルスを吸い込んでしまうことがあります(これを飛沫感染と言います)。なるべく人が集まるところに行かないようにするのがベストですが、学校などはどうしても行かないといけない…。そんな時にはマスクが有効です。鼻と口の両方を両方覆い、隙間が無いようにするのが正しい付け方です。喉の粘膜の乾燥を防ぐ効果もあるので、冬場は特にオススメです。また、捨て方にも注意!外気に当たる面には沢山の汚れやウイルスがついています。これを家の中に持ち込んでしまったら元も子もありません。ひもの部分以外は持たないようにし、ビニール袋で密閉してゴミ箱に素早く捨てるのがポイントです。
でも、子どもはマスクを嫌がることも多いですよね。息苦しかったり、耳が痛くなったり。付け心地が良いものを選んで、なるべく子どもにあったサイズのマスクを着用させましょう。そして、マスクをつけることで「からだを守ることが出来るよ!」と、話してみてはいかがでしょうか。予防の大切さがわかって、自分からマスクを着けてくれるように工夫してあげてください。
3. 家族全員で予防!
子どもは免疫が弱いので、なるべくウイルスに触れないようすることが大切。そのためには家族全員で予防することがとても大切です。一人でも予防をおろそかにしてしまうと、家の中にウイルスが持ち込まれてしまうかもしれません。会社や通勤電車などで外からウイルスを持ち込みやすいお父さんは、特に注意!家族全員で簡単に出来る予防方法を見つけて、みんなで続けましょう!
(参考資料)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200909/6.html
ノロックスで嘔吐物の処理
子どもは風邪やインフルエンザにかかると、もどしてしまったり、お漏らしてしまったりなんてことも。嘔吐物や排泄物からの感染症には、要注意です。キレイに片付けたつもりでも、菌やウイルスは残っていたり、片付けた人の手や用具から別の場所に拡がったりしやすいので、注意が必要です。
ノロックスは、インフルエンザウイルスを使った実証試験で15秒以内に99.9%除菌。麻疹ウイルスやノロウイルスにも有効です。嘔吐物の処理には、スプレーを使って簡単に処置できます。
1.ゴム手袋とマスクを着用し、ノロックスの原液をスプレーに補充します。目の粘膜からも感染しますので、保護のためにゴーグルをすると安全です。
2.嘔吐物をペーパータオルなど使い捨ての紙で静かに覆い、その上からスプレーを十分に吹きかけます。内側に包むように嘔吐物を包み込んで取り除き、ビニール袋に入れます。
残った嘔吐物にも、同じように繰り返し紙で覆い、スプレーをかけて拭い去ってください。
3.キレイに嘔吐物が取り除けたら、周囲に十分にスプレーをしてペーパータオルで拭きあげて除菌します。このペーパータオルも一緒にビニールに入れて、その上からスプレーを一拭きして菌が拡がらないように除菌した後に、口をよく結んで捨てましょう。
終わった後は、よく手を洗ってうがいをしましょう。思いのほか、手についた菌は部屋中に付着しやすいので気をつけてください。排泄物も同様に処理できます。
子供が体調を崩しやすいインフルエンザの季節。感染が拡がらないよう、しっかり家族を守りましょう。
詳しくは、ノロックスの使い方ビデオをご覧ください。幼稚園や介護施設で実践している手法をわかりやすく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。(動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=24Ys2A72ymc)
--- 監修:医療法人患中会 小島クリニック 小島時昭 理事長 ---
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