続・大槻ケンヂに学ぶ、「見せることが推し活」の意味。
この記事を読んで、あなたが得られるかも知れない利益:推し活の切り札は、常に押しのブツを持ち歩き、人にみせびらかしてやることだ。SNSよりもずっと効く。トップ画はhttps://qr1.jp/8qwFBg
大槻ケンヂの金言2
おとといの記事で、大槻ケンヂが「ムーをやたらに見せるな」と言った件を解説しました。
要するに、科学の何たるかもわからないくせに、オカルトをばかにするような俗物に、あなたの「ムー愛」を共有しようとするな、ということでした。
しかし、大槻ケンヂは、「俗物じゃない奴らには、積極的にムーを見せろ」と、逆のこともいっているのです。
ちょっと、ここで、ムー最新号(2024年1月号)の彼の記事を引用してみましょう。
僕も同じ体験を・・共時性かな
実は僕も大槻ケンヂと、まったく同じ経験をしてるんです。
ある路線のバスに乗って、「ムー」を読んでいたら、後ろから誰かが声をかけてきました。
偶然バスに乗り合わせた、某大学のT先生でした。
名前は存じていましたが、お話はしたことがなかったのですが、
「野呂先生、ムーをお読みなんですね?!」。
きたきた、大槻ケンヂと同じパターンです。
T先生が声をかけてきた瞬間、ふたりは親友になってしまったのでした。
「僕は、歌手のNの家が水没した夢を見たんですよ!」
ほらきた、予知夢だ!
T先生は、実は霊能力者だったのです。(ぼく認定)
推し活には「オープン」で
大槻ケンヂの「ムー」は「お友達発見機」だ、というのはまさに本当なのです。
同士を探したいなら、これ見よがしに「ムー」を抱えて歩き、バスの中で大きく広げて隣の人が見えるようにしてあげるべきなのです。
でも、最近は読書する人が少なく、たまに電車で文庫本を読んでいる人もいるけれど、厳重にブックカバーをしているので、何の本を読んでいるかわかりません。
これは社会にとっての損失です。
読者の皆様、ムーを読んでいるなら、常にムーと一緒にいてください、表紙を世間側に向けて(笑)。
電車の中で本を読むなら、カバーを外してください。
あなたのこの行動の伝播力は凄まじく、たちまち、「オレも(私も)あれ読んどこ」になるんです。
人間は隣の人が食べたり、読んだりするものを試してみたい生き物だからです。
あなたが押しているものがあれば、オープンにして、見せてあげましょう。
推し活の最も効率のいいやり方は、SNSじゃありません。
ムーを堂々と持ち歩いたり、ムーのTシャツを着たりして、街でひけらかすことです。
あなたの「押し」仲間が増えるだけでなく、日本経済も必ず上がります。
こうした「隣の晩ごはんを覗いて、食べたい消費」は、ばかにならないからです。
言ってみれば、ビルボード(屋外広告用看板)効果、です。
本の表紙とタイトルを見せる行為は、みなさんが「歩くビルボード」になることに他なりません。
SNS?いや、ムーを抱えて歩いたり、古典的な看板広告を出したほうが、結局効くんだよ。
野呂 一郎
清和大学教授
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