新・女性の受難の時代が始まる。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:ツイッター時期CEOと目される女性の運命を占う。これから日本の女性が新たな受難の時代を迎える、と断言する背景はなにか。男はずるくて政治的な存在であるから、気をつけなさい。
ペッパー警部を思い出した
「男は狼なのよ、気をつけなさい、年頃になったなら、慎みなさぃい♫」。
そうです、昭和育ちの僕は、知らないうちに、昭和の時代を彩ったスーパースター・ピンクレディの歌を口ずさむことがあります。
ピンクレディのヒット曲はほぼ、昭和の大作詞家・阿久悠先生が作ったものであり、時代をさらけだした叙事詩であり、近未来の予言でもあるのです。
先日、その時代をネーミングする阿久悠の技術を説明しました。
何か彼のことばを口ずさんでしまうのは、阿久悠のことばには予言というか、現実形成力があるから、なのではないでしょうか。
ところで、この「男は狼なのよ・・・」というフレーズですが、いくら時代は昭和だからといって、時代錯誤的ですよね。
でもこれは、「男は変わりはしないのだ。昭和だろうが、令和だろうが」という阿久悠の警告だったのです!
女はいつも男にやられる
阿久悠は45年前に、すでにあのときを解明し、近未来すなわち現代をも予言していたのです。
一見、女が強くなり、もてはやされているように見える現代社会ですが、男性優位は変わってないのです。
女性がだまされ、性暴力の餌食になり、男女雇用機会均等法などはザル法で罰則もなく、女性の地位は変わっておりませぬ。
そのことをいみじくも、きょう21日。世界経済フォーラム(WEF)が明らかにしました。
同団体が発表した、男女平等がどれだけ実現できているかを数値にした「ジェンダー・ギャップ指数」が、調査した146カ国のうち、日本は過去最低の125位だ、というのです。
ここ40年、男女平等が、女性の権利が声高に訴えられてきた日本ですが、しょせんそんな叫びは、時代の徒花に過ぎなかったのです。
阿久悠が「男は狼なのよ、気をつけなさい」は、単に男の性衝動だけではなく、男はずるく、自分の優位を守るため、社会に目に見えない女性包囲網を作るのなんか、朝飯前なんだということです。
イーロン・マスクの魔の手が女性に襲いかかる
男って、この40年間、女性に開かれた社会なんて口ではいいながら、おんなに表面的な平等意識を与えつつも、実質の社会的地位やポジションは許さなかったのです。
日本の男も、アメリカの男も、ヨーロッパの男も同じです。
歴史は繰り返す、あのイーロン・マスクが同じようなことをやろうとしてますよ。
今度はもっと悪質です。
女性にトップを譲って、「きょうびの女に男は敵わないさ」といったん退いておいて、女性がトップになったら意地悪して、やめさせて失脚させるんですから。
それも、女性にトップを渡すのは、世間体だけです。
女性は世の中ウケが良いですし、銀行なども女性に優しいですからね。
イーロン・マスクは「ツイッターのトップをやろうなんて馬鹿げたことを考えるやつがいるんなら、すぐに禅譲するよ」なんて言ってきました。
でも意中の人物はいるんです。
NBCユニバーサル・メディア社(NBC Universal Media LLC)」で、広告チーフをやっている、リンダ・ヤカリノさん(Linda Yaccarino)です。
だけれど、「リンダさん、だまされるなよ、マスクに!」と言っておきましょう。
ガラスの崖、とは何か
どういうことかと言うと、BusinessWeek2023年5月29日号(P15-17)Good Luck with that (CEOになるんですってね、よかったじゃない)にこう書いてあるんです。
どういうことかと言うと、欧米の男社会は、女性をトップにつけようとするんです。
しかし、彼女はサポートもなんも得ることが出来ず、結局は失敗するというのです。
その昔、グラス・シーリング(glass ceiling ガラスの天井)なる言葉が時代を席巻しました。
それは女性やマイノリティが出世をできないようにしている、目に見えない障壁のことです。
ガラスの天井を突き破った女性に待っているのは、今度は崖からの転落、っていうのですね。
男社会は、いっつも狼なんです。
女を利用し、弾よけにし、自分のかわりにトップにつけて、わざと援助もせずに苦境に陥れて、女性が白旗を上げるのを待っていたかのように、今度は自分がトップにすり替わる、というわけです。
常に女は男の噛ませ犬、です。
男は時代のいうことを表面的には聞いて、いい大人を気取りますが、世間の見てないところで意地悪をしているのです。
今回の調査結果では、でもやはり、その程度が日本は甚だしいことを示しています。
阿久悠が言ったとおり。
これから、新しい女性の受難の時代が始まりますよ。
なぜならば、今回ジェンダーギャップ調査で、政府は焦っているから。
法律で、取締役会の女性を強制的に二人以上、とか始まりますから。
そうすると無理やり女性を持ち上げることになる。
でもサポート受けられない、育児休暇もない、男からのいじめすらある。
新しい受難が始まりつつあります。
それでは、また明日、ね。
野呂 一郎
清和大学教授
でも、これは罠なんです。「ガラスの崖(がらすのがけ)」というネーミングまで、もうついています。
これはですねぇ、男社会はピンチの時に女性をトップに据える
この歌、ピンクレディのデビュー曲にして、あの阿久悠が作詞し、大ヒットになったわけですが、この前申し上げたように、阿久悠の詞は伊達や酔狂ではなく、
、政治や経済分野での指数が悪化し、前年調査(116位)より順位を落とした。主要7カ国(G7)では最低水準となった。
調査は「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野で男女平等の現状を指数化している
組織が危機にある状況下や、成功のために必要なリソースやサポートが与えられていないような状況下で、失敗するリスクの高いポジションに女性があてがわれやすい[3][4] 。
落下するリスクにさらされているのに、その危険がすぐには明らかにならない状況を指す概念として、ガラスの天井の例えに倣って、ライアンとハスラムは「ガラスの崖」という用語を導入した[5]。 ガラスの崖は、女性だけでなく、リーダーがマイノリティや障害者である場合に経験した雇用差別を説明するためにも使用されることがある[6]。
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