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あなたのストレスはアントニオ猪木と梶原一騎のせいかもしれない。

この記事を読んであなたが得られるかも知れない利益:人生は大いなる仮説を持ったものが勝つ。たとえば、「あなたの運が悪いのはストレスのせい」はどうだろう。昭和世代でストレスまみれのあなた、原因は猪木と梶原一騎かもしれない。ストレスをとらない限り、本来のあなたのパフォーマンスは一生できないかも、だ。

仮説を持つことの重要性

日本人は仮説を持つことが下手、だと思うんですよ。

逆に得意なのは、誰かの考えを覚えること、です。

なぜかと言うと、日本の教育ってのは、正解を覚えること、だからです。

仮説とは「ひょっとしたら、これはこうじゃないか」という、あなたの考えのことです。

それは既存の枠組みへの疑問であり、新しい考えであり、自由な発想であり、イマジネーションなのです。

だけれど、教科書の一字一句を覚えさせることに汲々としている日本の教育現場で、自由な発想だとか、友達と違う考えをするとか、先生や教科書に反論するとかは、ありえません。

SNS時代では、いじめられないように友達の顔色をうかがってばかりで、このことが独立的インディペンデントな思考をますますできにくくしています。

仮説検証に足りないものとは

仮説を立てたらそれを証明しなくてはなりません。

そのためには科学的であること、論理的であることが求められます。

科学的、論理的であるとは実験データ、統計、証明された理論に基づいて、理路整然と考えることが要求されます。

しかし、そのような正統的なアプローチで、真実にたどり着くかと言うと、僕は大いに疑問なのです。

こうした仮説構築→証明に足りないのは、観察と実感だと思うんですよ。

科学だってあとからどんどんどん、新説が出てくるのは、はからずも科学が絶対でないことを証明しています。

だから、あなたの観察や、実感を大いに信じていいのです。

科学的には証明されてないけど、あなたが「これはこいつで間違いない」と思ったら、あなただけのその仮説を信じてみましょう。

それが、あなたの人生をとんでもなく豊かで楽しく、喜びと慰撫にみちたものにするかもしれないのです。

Myストレス仮説ご紹介

明日以降、詳しくお話する予定ですが、僕の「ストレス仮説」っていうのをご紹介しましょう。

科学的には証明されていませんし、論理もパーフェクトではなく、主に僕がストレスを患っている人たちを観察し、そして自分の実感も踏まえて導き出した仮説であります。

それは

「あなたの運が悪いのは、ほぼ100%ストレスのせいだ」、です。

筆者独自の「ストレス全悪玉仮説」(笑)

彼女にフラレるのも、
試験に受からないのも、
人間関係がうまく行かないのも、
結婚生活がうまく行かないのも、
病気がちなのも、
上司に恵まれないのも、

みいんな、ストレスが悪いのです。

あなたのせいじゃないのです。

アントニオ猪木と梶原一騎が主犯

最近職場で、ストレスチェックとやらを受けさせられました。

これは、厚生省だかの旗振りで、精神的な健康がやっと意識されてきた社会の流れを反映しています。

しかし、それって企業にチェックを義務付けとけば、いちおう国民の精神的ヘルスを守ったことになるだろ、的な形式にすぎない、そう感じるのは僕だけでしょうか。

それはさておき、人々の「ストレスが身体に来てるな」、という実感は広がっています。

でも、この国は儒教的精神の伝統のおかげで、上に気を使いまくる文化は変わっておらず、パワハラ上司はまだまだ健在です。

昭和の残党のあなたは、梶原一騎のマンガのおかげで、いまだ「男絶対主義」「スポ根的精神論」が魂にこびりつていて、「男のくせに泣き言を言うな」と、ストレスを無理やり追いやります。

プロレスファンのあなたは、アントニオ猪木の見すぎで「闘魂があればストレスなんかなくなるんダァー」「やる前に負けること考えるバカいるかよ」と右手を高々と突き上げてないでしょうか。

ダメ、ダメ、だからあなたはストレスが知らず知らずのうちに溜まっています。

ストレスを抱え込んでいるのに、頑張ることで、あらゆることがうまく行かなくなっているんです。

まずそれに気がつくことが、あなたの運をよくする第一歩です、って今回は断言しちゃいますよ。

明日は、今度は科学の最新知見による、「ストレスこそ諸悪の根源」をお届けしましょう。

野呂 一郎
清和大学教授

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

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