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トランプ銃撃事件の教訓「主義主張に溺れるな」。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:見せること、は実は、マーケティングいや経営学全般で最も大事なことである。主義主張もいいけれど、それが相手にどう伝わるかを考えない人物は、世界を動かせはしない。そのいい例が、そう、銃撃されたトランプ、だ。

トランプ銃撃事件の教訓

それは、「リーダーは主義主張も大事だが、それ以上に見せ方が大事」ということではないでしょうか。

銃撃後、すぐ立ち上がって右手を高々と突き上げた、あのポーズです。

血まみれになりながらも、シークレットサービスに支えられながら「強いトランプ」を見せつけたあの写真、誰が構図を考えたのか、背後にアメリカの国旗がはためくという演出見せ方

https://x.gd/NWTbU

この奇跡の絵が完成したのは、トランプが常に「見せ方」を考えていたからです。

彼の思想は簡単です。「強いアメリカ」これだけです。

それを端的に表現したMAGA(Make America Great Againアメリカを再び偉大に)という決め台詞もあります。

しかし、トランプは「強いアメリカ」という教義にふさわしい「見せ方」を常に考えていたのです。

思いの強さというのは、無意識に、そしてこういう土壇場で表れるのです。

親友S君の直言

昔は教え子だったのですが、今は立場が逆で、僕が教えられている親友のSくんが、こんな意見を寄せてくれました。

「実は、アメリカは優秀な人も多いけれど、見せ方がうまい部分が多いのではないかって思ったんです。

その点日本人は、実は、見せ方は下手だし英語は喋れないけれど、優秀なのではないかって思うんですよね。

コミュニケーション手法も、文化のちがいというか。 アメリカ人は、個々の対象にフォーカスして、アジア人は、背景を含んだ個々の対象関係も含んだ部分にフォーカスすると思うんです。

specificなのか、holisticなのかの違いがわかる気がしました。」

S君のメッセージ、許可を得て掲載

さて、僕もSくんとまったく同じ意見です。

S君の許可を得てませんが、彼の素敵なnoteも紹介しますね。

選挙も経営学で勝てる!

下は、いつも僕が学生に見せる、「経営学の方程式」です。

野呂授業より

この図が意味しているものは、

「経営学とは新しい価値を創ること。でもそのためには、どう見せるか、が最も大事である。

見せ方が価値を増幅し、またそれにつられて見せ方も進化する。

そして、価値を創るためには、それに関わるものが「やる気に満ちている」こと、つまり、モチベーションに溢れていることが必要だ。」

野呂講義より

ということです。

今回の都知事選、理念やら理想やら、政策やらはいいんです。

でも、やはり、肝心なのは「見せ方」だったと言えましょう。

蓮舫さんは、そこをしくじったかな。

https://x.gd/X5b2t

あすは、3人の見せ方、また「見せ方に責任を持つマスコミ」のあり方についても考えてみましょう。

野呂 一郎
清和大学教授

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