トランプ銃撃事件の教訓「主義主張に溺れるな」。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:見せること、は実は、マーケティングいや経営学全般で最も大事なことである。主義主張もいいけれど、それが相手にどう伝わるかを考えない人物は、世界を動かせはしない。そのいい例が、そう、銃撃されたトランプ、だ。
トランプ銃撃事件の教訓
それは、「リーダーは主義主張も大事だが、それ以上に見せ方が大事」ということではないでしょうか。
銃撃後、すぐ立ち上がって右手を高々と突き上げた、あのポーズです。
血まみれになりながらも、シークレットサービスに支えられながら「強いトランプ」を見せつけたあの写真、誰が構図を考えたのか、背後にアメリカの国旗がはためくという演出。
この奇跡の絵が完成したのは、トランプが常に「見せ方」を考えていたからです。
彼の思想は簡単です。「強いアメリカ」これだけです。
それを端的に表現したMAGA(Make America Great Againアメリカを再び偉大に)という決め台詞もあります。
しかし、トランプは「強いアメリカ」という教義にふさわしい「見せ方」を常に考えていたのです。
思いの強さというのは、無意識に、そしてこういう土壇場で表れるのです。
親友S君の直言
昔は教え子だったのですが、今は立場が逆で、僕が教えられている親友のSくんが、こんな意見を寄せてくれました。
さて、僕もSくんとまったく同じ意見です。
S君の許可を得てませんが、彼の素敵なnoteも紹介しますね。
選挙も経営学で勝てる!
下は、いつも僕が学生に見せる、「経営学の方程式」です。
この図が意味しているものは、
ということです。
今回の都知事選、理念やら理想やら、政策やらはいいんです。
でも、やはり、肝心なのは「見せ方」だったと言えましょう。
蓮舫さんは、そこをしくじったかな。
あすは、3人の見せ方、また「見せ方に責任を持つマスコミ」のあり方についても考えてみましょう。
野呂 一郎
清和大学教授
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?