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日本の復活は、まず他者に話しかけることから。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:旅も、人生もアクションをおこすことがすべて。でも、僕を含め日本人はアクションが足りず、それ故人生もビジネスももったいない局面が多すぎという、おせっかい。国内でも海外でも、他者に話しかけることで人生が変わる。
人生と旅は似ている
たった1週間の中国旅行でしたが、つくづく感じたことがあります。
それは、1週間の旅も100年の人生も同じなんだなあ、ということです。
Life is a journey 人生は旅であると、例えられますが、そのとおりだと。
人生から、旅から、もし豊かな実りを得ることができるとしたら、どっちでしょう。
1.アクションをすること
2.アクションをしないこと
僕は1,だと思います。
アクションとは、他者に働きかけることです。
他者に挨拶する、話しかける、相談する、ほめる、教えるといった行動のことです。
そうするとどうなるか。
アクションをすると、リアクションという他者からの反応が返ってきます。
それは情報だったり、笑顔だったり、親切だったり、モノやお金だったり、友情だったり、です。目に見えるもの、見えないものというフィードバックがあなたに返ってくるのです。
それはあなたを喜ばせ、笑わせ、楽しませ、感動させ、ひいては「いい人生」につながります。
もちろん、相手のリアクションで失望したり、悲しんだり、泣いたりすることもあるでしょう。
一方、人生や旅は、「何もしない」というチョイスもあります。
他者に挨拶しない、話しかけない、親切にもしない、という生き方です。
でも、アクションをしなければ、何のリアクションも生まれません。
いやなこともない代わりに、いいこともないでしょう。
リアクションとは一つの体験であり、情報であるから、あなたは新しい情報も体験もなく、何かを気づくことも、感じることもないでしょう。
日本人は損をしている
もちろん、アクションするのがいいか、悪いか、などと言うのは意味がないし、答えもないに決まっています。
でも、今回の旅行では、その2つのタイプって存在するなあという、ことは思いましたね。
スマホって、便利だけれど、人間をしてアクションをさせないように仕向ける悪魔なんじゃないかって思うことがあるんですよ。
例えばせっかく中国を旅行しているのに、景色も見ない、現地の人にも話しかけないで、スマホで日本の高校野球の動画を見ていたりする人達を見ると、「もったいないな」と感じるんです。
いやいや、そんなの人それぞれだし、価値観なんだから、そんなこと言うべきではないですよね。
でもそれにしても、日本人は異国でアクションをすることがほとんどない人種ですよ。それは長年の経験でそう思います。
でも昨日のストリンガーさんのアドバイスは、ことビジネスに限っては、アクションをとらないその態度はよくない、と教えています。
積極的に異文化を見て、感じるためには、他者にアクションを仕掛けないとダメなんです。
だから、グーグル翻訳じゃなくて、現地語で話しかけるべきなんです。
口は何のためにあるんだ
僕は、学生におしゃべりを奨励しているんです。授業中であっても。これは何度も言っていることですが。
![](https://assets.st-note.com/img/1692968325693-rRoZzCHvty.png)
それは、他者に話しかけることで気づき、アイディア、刺激などのリアクションというフィードバックをもらえ、人生が豊かになると信じるからです。
結局経営も経済も、根本はそこなんですよ、新しい気づき、考え、刺激があって、ビジネスという行動につながるんです。
授業中にスマホをやるのは、それは僕の授業が面白くないせいで教師が悪いのですが、しかし、その学生はアクションをしていないんです。
アクションを取る学生というのは、「お前の話、聞いてるぞ」という姿勢をしめします。それも一つの他者に対する働きかけです。
僕もそういう学生を見逃しはしません。
「キミはいい目をしてるな、必ず出世するよ」などと、リアクションをします。
日本人は他人に積極的に声をかけない民族で、それで損をしていると思いますよ。
中国でも韓国でも台湾でも、スロベニア(今まで行った国)でも、他者に積極的に声をかけない人物が尊敬されたり、一目置かれることは絶対にありません。
日本人は、日本語が通じる国内でさえ、人に声をかけない、傾聴するというジェスチャーすらしない。
そういう生き方は、結局リアクションが少なく、フィードバックももらえません。
情報が少ないから、頭脳も行動も活性化しなくなり、結局ダイナミックさが足りない、つまらない人生に終わるのです。
アララ、また自分の価値観になっちゃってる(笑)
今回詳しくは言えませんけれども、70名近くの日本人が参加した催しでした。
しかし、僕の見たところ、アクションを積極的にとっていた人は、明らかにそうでない人よりも、多くのものを持ち帰った、そう感じましたね。
結局、国力がどうの、経済がどうの、というのは、積極性があるかないか、ということに尽きるんですよ。
かく言う僕は、臆病で、人見知りで、シャイで、悪しき日本人を自覚しているので、海外に出たときくらいは、別人になろうと心がけてはいるんですが。
青島ビールというアクション
ちょっとだけですが、今回僕がアクションを起こして、嬉しいリアクションが返ってきたことがあったんですよ。
最終日のホテルで、青島ビールが飲みたくて、ホテルのフロントに英語で、「ビールちょうだい」と言ったんですが、誰も「ビール」という英語がわかりません。
ここ2ヶ月の勉強の成果が出たのか、思わず、我要啤酒(ウォーヨォピィジィオ「ビールがほしい」)と言うセリフが口をついたのです。
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そしたら、「啤酒(ピィジィオ)、啤酒(のことかぁ)!」と言ってくれたんです。
中国語のフルセンテンスが通じて、他愛なく、でもものすごく嬉しかったのです。
フロントの係の人は、一生懸命ビールを探したけれど、ないので、近くの酒屋まで行って冷え冷えの美味しい青島ビールを、僕らの席まで持ってきてくれました。
普通なら、ホテルにビールの在庫がない、で終わりだと思うんですが、中国語を喋ったというアクションが、相手のよけいな行動をうながしたんです。
そのやりとりって、まさにアクションとリアクションで、僕はこの出来事でいろんな情報や気付きや経験をゲットしましたよ。
やっぱり外国では覚えたての言葉を勇気を出して使うこと、こういうアクションが、思いもかけない素敵なリアクションに繋がり、言葉も覚えるし、いろんな思いがけない体験につながるな、と痛感しました。
そういう意味では、他者に話しかけざるを得ない海外一人旅のほうが、団体旅行よりも得るものは絶対に大きい、そう思いますね。
今日の近況
山東省の暑さに比べれば、日本の暑さなんか屁でもない、なあんて感じるんですが、暑い時はビールに限りますね。それにしても青島ビールは美味しかったですね。やはり、土地の料理には土地のビールが合うということかな。ビールの話はまたしましょう。
野呂 一郎
清和大学教授
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