見出し画像

青春と続いていたあなたを、ずっと見つめ続けていた、谷村新司さん。

私には青春の思い出と結び付いた
「推し」という存在がない、
唯一、古今亭志ん朝さんを除いて
(下記投稿の最後に思い出を記しています)、

の、はずだった。

■真夜中の天才・秀才・バカ

そんな私が、
谷村新司さんの訃報に胸揺さぶられた。
       
70年代に、この谷村新司さんと
バンバン(ばんばひろふみさん)がパーソナリティを
務めた「セイ!ヤング」という文化放送の
深夜放送があって、
「天才・秀才・バカ」は、
そのなかの超人気コーナーだった。

結局、一度も読まれなかったが、
私もネタを投稿した翌週などは
少しドキドキして勉強机に座った。

■いつも見ていた人

一度だけ、
なぜか高校時代の男友達と
デュエットした「昴」。

1試合だけ、
挑んだボクシングの試合前日に
歌った「チャンピオン」。
この歌のモデルだった
カシアス内藤も好きだった。

「温かい人」という形容があるが、
その艶やかな声とともに、
これほど深く、自然に
温かさを醸し出す人は
私はいま浮かんでこない。

前を走る、
憧れの
先頭集団の一人を、
私は失った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?