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星景写真に未来はあるのか?

もう2か月以上、投稿していないのですが
なぜか毎日たくさんフォロワーさんが増加しています(^^;
noteがメジャーになってきたのかな?

という事で久しぶりの記事です。
ただ、記事自体は2か月前に書いたものです。
書いてるとどんどん過激になっていくので
何度も訂正やカットをした結果です(笑

前回の「写真はなんでもありではない」
もっと反論、批判があるだろうと思ってたんですが
残念ながらnoteにコメントは無し(^^;
紹介したSNSでは若干の反応はいただいてますが
私のnote自体が、始めたばかりで広く認知されてませんから
仕方ないですかね(^^;

という事で、今回もやや刺激的?なタイトルでスタートします(^^;

星景写真を撮る方は本当に増えてきました。
「星景写真」という名前が出来た頃は、一般には認知されておらず、
撮る人も写真全体からみればごくわずかでした。

ところが、星景写真は盛り上がりをみせてきて
特にここ数年は全体的なレベルも上がり、
とても美しい写真を見られるようになってきました。
少し前まではSNSに氾濫していた
妙な青い星空や、ゴミのような白い点だけの星空、
とんでもなくザラザラでノイズだらけの汚い写真は少なくなってきました。
カメラの進歩や技術情報の増加で、写真を初めて間もない人でも
見事な天の川を写せるようになってきています。

ところが、
これら最近の流行りのような「天の川」写真は、
恐ろしいほどにワンパターン。

どれも同じ夏の天の川。
構図も同じようなものばかり。
例を挙げるまでもないと思いますが、ほぼ2パターン。斜めと垂直。
もう一つ挙げるなら、アーチのパターン。
(これは綺麗に撮るのは若干難しいのですが)

もちろん、天の川は魅力がありますから
私も昔から良く撮っていました。
しかしあまりにワンパターンの写真が増えたので、
同類だと思われるのが嫌で
色々と違うパターンで撮ってきましたが、
限界を感じ、一昨年には天の川は卒業と宣言しました。

それでも、この時期は天の川を入れない方が不自然なので
撮ってはいます。
作品にはしませんが。

このワンパターンぶりは海外でも同じです。
昔と違って、ああ、これは新しいな、これは素晴らしいな、
これはびっくりだ、と思えるような写真は、
「天の川写真」ではほぼ「皆無」と言っていいと思います。

もちろん、真摯に星景写真の新しい表現を考えている方も大勢います。

まあ、正直言って星景写真だけの問題ではないと思います。
風景写真にしても同じ、見たことある場所で見たことあるような写真ばかり。
ただ、風景ならまだ気象条件が違ったり、違った撮り方も多々あり
頑張って素晴らしい写真を撮られてる方も
多くいらっしゃいます。

星景写真は、いわゆる天体写真と同様の問題があるんですよね。
天体写真、特に美しい星雲星団の写真を撮っている方は
たくさんいらっしゃいます。
本当に素晴らしく、アマチュアでもここまで撮れるようになったのかと
敬意を表するばかりです。

ただ、それとは視点の違う問題があります。
これらの素晴らしい星雲星団写真は、一般写真コンテストで評価される事はありません。
もちろん、天体写真家の方々もそれはわかっていますので、
一般写真コンテストに応募したりしません。
これらの写真が評価されるのは専門誌などに限られてしまいます。

なぜ一般写真コンテストでは評価されないか?
それは主に二つの理由かと思われます。
一つは、専門家でなければ理解できないし、評価もできないから。
一般写真コンテストに天体写真の専門家なんていませんから。

もう一つは、被写体に変化がないから。
月や惑星などは目に見えて変化しますし、
流星群などは偶然の要素があります。
でも星座や星雲星団などは、基本的に変化しないものなんですよね。

星景写真では、風景その他を加味することによって、
写真としての無限の可能性があると思っていました。

しかしながら、いつまでたってもこのワンパターンぶり。
はたして本当に無限の可能性があるんだろうか?
ただ撮って楽しいというだけなら、何でも好きに撮れば良いでしょう。
私はそういうお話をしているわけじゃありません。

確かに、少しずつ新しい技術や表現が入ってきてはいます。
パノラマ、全天球、新星景?、望遠星景、ポートレート星景、などなど。
でもこれら全て、私でも大昔からやってきた事ばかりです。
他にもずっと昔からやってこられた方はたくさんいます。

例えば、ですが
星空を追尾して、固定撮影した風景と合成する手法があります。
これは私が中学の頃、もうやっていたので、かれこれ45年前。
もちろん、デジカメやPhotoshopなんて、あるわけもありません。
どうやったかわかりますか?

ぜひ、これから本格的に星景写真を志す方は、見る人をワクワクさせるような斬新で素晴らしい(良い写真とは、で記したような)写真を目指していただきたいと思っています。

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