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星景写真のお話|#11|星景写真向けのレンズ③私が使っていないレンズの紹介

今回はレンズのお話③私が使っていない(保有していない)レンズのお薦めの紹介です。お薦めと言っても、なんせ使ってないので、作例やレビューや使っている方に聞いた話での評価になります。

作例も、全てのレンズの等倍画像を各々複数入手しているんですが、私の写真ではないので公表は見送りました。それに、ネットに出てる作例は、固定で露出時間30秒とか、星が伸びてどうしようもないものばかりで、評価が出来ないということもあります。

今回は14mmから24mmあたりまでのレンズを対象にします。ズームもあるので、広角端が24mm程度まで、のレンズです。評価は主に画質、特に開放での周辺のコマフレアなどを中心にしています。操作性や機能性は、特に気になる場合だけ書いています。

また、私が書いている関係上、PENTAXやFUJIやOLYMPUSなどの純正レンズは出てきません。Canon、Nikon、SONYの純正とレンズメーカーのみです。写真も全て載せても意味がないので、私がお薦めかな?と思うものだけ載せてます(^^;

◎14mm 単焦点

SAMYANG XP 14mm F2.4 

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XPではない普通の14mmF2.8より歪みや周辺減光は改善されているようですね。開放時の星像も周辺部まで綺麗。14mmはこれがNo.1と誰もが言っています。ただし、普通の14mmF2.8と比べて、コスパ的には良くないという話も。

SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM
開放F1.8に私も期待していたのですが、開放F1.8だと周辺部に収差が見られ、星像が乱れるようです。F2.8にすればなんとか周辺部まで星像は綺麗になるとの事です。F2.8でしか使えないのでは困りますね。

Canon純正のEF14mmはもや古く、わざわざ買う人はいないでしょう。

◎ズームレンズ

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
かつての神レンズのひとつですが、開放では周辺画像はそこそこ流れます。今の水準では神とは言えないでしょう。これから新規に買うのはお薦めできないかも知れません。

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art A018 

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今ならNikonよりこちらかなあ。シグマに多いコマフレアはあまり出ないようです。作例を見ると周辺はムラのある収差が見られますね。ただ、許容範囲だと言う人が多いでしょう。

TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di VC USD 

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高画質で評判の良いレンズです。使っている人も多いようです。欠点は、大きく重く、フィルターを付けられない。歪曲収差が大きい。テレ端30mmあたりで歪みやすい。といったところのようです。

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD
新しいレンズ。描写もしっかりシャープで、無理のない設計を感じるとのこと。だが、周辺が甘く、コマ収差は専門で撮影している方には気になるレベルかと思うとのこと。造りがおもちゃっぽいとの話も。

Canon RF15-35mm F2.8 L IS USM
まだ新しいレンズ.。高価なレンズなのでそれなりに良いはずだが、EF 16-35mm f4 LやRF 24-70 mm / f2.8 L isの方が画質は良いというレビューあり。普通のフィルター(82mm)が付けられるというのはメリットでしょう。

◎20mm単焦点

TOKINA FiRIN 20mm F2 FE MF

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MFの方です。F2の明るさで画質の評判も良く、SONY FEでは数少ない20mmの選択肢でした。私も購入をかなり検討しました。欠点と言えば、遠景での画角がほかのレンズより少し狭いとの話。近距離になると画角は広くなり、結果的に撮影倍率が低めになるとのこと。

SONY FE 20mm F1.8 G
新しいレンズ。SONYユーザーで新規に買うならこれかな?良い評判が多いですが、サジタルコマフレアはさほど良くないとのこと。中央はシャープだが、周辺四隅は少し残念な結果で、24GMと似た傾向に感じるという話。

NIKKOR Z 20mm f/1.8 S

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Fマウントの20mm F/1.8とは別物で、開放でも隅々までシャープとのこと。レンズが無駄に細長くカッコ悪いという意見も。

Canon そろそろこのあたりの単焦点出さにゃ。

SIGMA 20mmF1.4 DG HSM
中心部は開放から素晴らしくシャープだが、やはり周辺の描写が甘いとのこと。中心が良いため、余計に目立つ感じがするとのこと。周辺光量落ちも結構あるし、コマ収差もそれなりにあるとのこと。

◎24mm 単焦点

SIGMA Art 24mm F1.4 DG HSM
開放F1.4だと画面周辺部では収差の影響で星像は大きく乱れるとのこと。F2.8に絞っても四隅に酷いコマ収差が残るとのことで、ちょっときついかな?

NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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これもまだ新しいレンズ。開放から四隅までキレキレ。SONYはF1.4で少し明るいが高い。両方使っている方によると、SONYは色収差を残すのに対し、Z 24mmは完全に抑え込んでおり、開放付近の四隅の解像も上に感じます、とのこと。

こうしてみると、Nikonの新しいZレンズの評判が良いですなあ。魚眼と14mmの明るいのがあればNikon最強になりますね。




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