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写真の極意|#1|まず自分が感動する。

前書

写真が上手くなって、出来ればプロとして活躍したい。そう考える方は結構増えてきている事でしょう。そこまでいかなくても、例えばインスタなどSNSで褒められるような写真が撮りたい。と思っている方は多いのではないでしょうか?

どうすれば上手くなるか?テクニックやコツというものは確かに数多く存在しますしそれらはそれなりに役立つ事も多いです。色々な写真教室もありますし(私もやってますが(^^;)自称、写真の先生はたくさんいらっしゃいます。聞いても無いのに教えてくれる人もいます。もちろん、中には間違った事を教える人もいます。

そこでちょっと私なりに、どうすれば写真が上手くなるのか?という事を語っていきたいと思っています。「写真の極意」なんてまるで写真の達人のような偉そうなお題ですけど、これはあくまで、私ならこうする、というお話です。こうしなければならないとか、こうすべきだ、ということではありません。

ありきたりのテクニックやコツも、初心者向けにはやろうと思いますが、出来る限り、誰も語ろうとしない本質に迫っていきたいと思います。時に掟破りとも言える斬新なコンテンツにも挑戦するつもりです。当たり前の事を言ってもつまんないですからね。面白く、斬新で、有益な内容にしたいと思います。

書きたい事はたくさんあるんですが、だらだら長いと、覚えられないし面倒だし集中出来ませんよね。なので、このシリーズは短く1回1件のテーマとします。

本論

第1回ということで、やや抽象的ですが基本的な考え方を1つだけ述べます。

「写真で人を感動させようとするなら、まず自分が感動する。」

これですね。
なーんとなく良い雰囲気だなあ、でパシャ。なーんとなく綺麗だなあ、なーんとなく面白いなあ。パシャ、パシャ。。。いや、別にそれでいいんですよ。好きなものを好きなように撮ればいいんですよ。それはあなたの勝手なんです。

「良い写真とは?」というテーマが良く議論されます。私もnoteに書いた事があります。ま、色々と考えられるのですが、あえて一言で言うとすれば、良い写真というのは自分の感動が伝わる写真だと思います。感動する対象は、綺麗、凄い、見たことない、驚いた、まあ色々とあると思いますが。

撮ってる本人が感動もしていないものを撮って、それをもっともらしく様々なテクニックを使って誇張する。なんとなく綺麗だし、なんか凄いような感じにする。まあそれでSNSでウケる場合も多いんですけどね。

例えば、風景写真なんかで凄く綺麗だし、広そうで迫力がある、ぜひここに行ってみたい、と思っていざ行ってみると、「!?」なにこれ写真で見たような色じゃない、狭い、小さい、、って事は良くあると思います。なんですかね。狭いところを広く見せたり、実際はほとんど紅葉してもないのに
無理に鮮やかにしたり色付けたり。そういうのが結構多いんですよね。そんな写真でも、それなりに映えますし、人気もあるんですけどね。ただ、うーん、撮ってる本人は感動してないでしょうから、わかる人にはわかるんですよね。

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ま、仕方ないところもあるんですよね。頑張って撮ったけど、どうも鮮やかじゃない、、もっと鮮やかじゃないとウケないよってことで色付けを頑張るわけですね。とんでもなく感動する光景ってのはそうそう出会えないですしなかなか出会えないからこそ感動するんですよね。驚くんです。

でも、本当に人を感動させたいなら、まず自分が本当に感動したものを撮らないと。自分が感動したら、モチベーションも上がるでしょう。撮るのも気合が入るでしょう。これはいいな、と思った被写体は、本当に夢中で撮るんですよ。私は星空を始めとして夜に撮影する事が多いわけですが、星空を一晩中撮るなんて、まあ私たちは珍しい事ではないですね。光るキノコだって、一晩中撮ってたりします。夕方は撮る人が結構いても、徹夜して撮る人はなかなかいないですね。たまーにいますけど(^^;

別に義務感じゃないんです。そうまでして撮りたいから撮るんです誰もいない場所じゃないと出来ない撮り方ってのもあるんです。星景写真で言えば、夜通しの日周運動、タイムラプスなどがわかりやすいですかね。他人も撮っていたら出来ない構図もありますしね。

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姫蛍の撮影でも、有名で人がたくさんいくところには行きません。同じような写真しか撮れないでしょう。まあ、練習のために行く事はありますけどね。色々お話して情報が得られる事もありますし、知り合いになって情報を共有したり出来るのも良いですけどね。

やっぱ、これは!と思った被写体ですと、撮影枚数も段違いですよね。ただ撮るだけじゃないですよ、考えて考えて、色々試してみる。撮ったものを確認する。また考えて考えて、撮って撮って、、まあ、これくらいは誰でもやりますよね。

とにかく、自分がまず感動したものを撮るべきです。それを、納得いくまで徹底的に、考えて、撮って、確認して、考えて。。。

どう考えるのか?どう撮るのか?どう確認するのか?そして、それをどう表現していくのか?
そういうお話も次回から書いていきますね。

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