仮 笙の窟から江ノ島へ巡礼の旅 0
昨年、私は本家の人に頼んで笙の窟と一緒に登山の約束をさせていただき。
私の名前は本家のものとは異なりますが、私は本家から養子に迎えられています。
なぜ連絡を取ったかと申しますと、ほぼ私の親戚と言えるものの、
ほとんどの身内が亡くなり、残るは遠い親戚のみとなったためです。
人間は本能な的力によって動かされる生き物です。
私も自分のアイデンティティーを確認するため、
無性に知りたくなったのでした。
小さい頃から祖父から
「自分のルーツ」について聞かされていたこともあり、
今回は「笙の窟」をメインに書いていきたいと思います。
本家の人によると、最近、私の家系にゆかりのある人達が、
本家のところへ訪ねてくるそうです。
人は年を半分近くすぎると、自分のルーツを確かめたくなるものだと言われました。
魚のさけに例えるなら、自分の生まれた故郷を求めて、
自分の生まれた川に海から戻るようなものだそうです。
ここから私の「笙の窟から江ノ島へ巡礼の旅」が、始まるのでした。