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ロック・フュージョンの最高峰!『BAKED POTATO SUPER LIVE!』

凄い凄い!言葉が出ないほどの気持ち良さ

こんにちは。

今日は、ロック・フュージョンともいうべき、とんでもない最高のアルバムをお勧めしたいと思っております。

『BAKED POTATO SUPER LIVE!』Greg Mathieson Project

1 Bomp Me
2 Thank You
3 First Time Around
4 Goe
5 I Don’t Know
6 I’m Home
7 The Spud Shuffle

まず、バンド名は Greg Mathieson Project と、無味乾燥なバンド名。

しかもprojectですから、永劫性は無く、この日この時だけのために作られたバンドなんです。

そしてこのアルバムなんですが、メンバーが凄いの一言ですね。TOTOのスティーブ・ルカサーとジェフ・ポーカロ、ベースがロバート・ポップウェル、そしてリーダーがキーボードのグレッグ・マティソン。

ちなみに上のジャケットはLPレコード時代のもの。CDになってから下のように変更されました。


これはギターよりも、むしろドラムを聴くためのアルバムなのだ

まず、一曲目「Bomp Me」。

ルカサーの激しいアーミングから始まります。ジミヘンみたいです。

そしてカッコよいリフを4小節ほど弾いたあとからバンドイン。

出ました!ポーカロ・シャッフル。メンバー全員がノレるドラミングです。曲自体はシャッフルのリズムではないんですが、ポーカロの魔法ですねこれは。私はドラムは叩けないので、どうやっているかはわかりませんが、バスドラムのパターンだけでも、もう他の人とは違う。ノレるドラミング。

そして曲は進んでいきマティソンのソロを挟んでギターソロに入っていきます。ベースもカッコいいフレーズを挟んできます。どうですかこんなカッコいい曲、滅多にあるもんじゃないですね。
ルカサーのギターソロもえらく気合が入っている。これだけ弾けるのならTOTOでもやってくれや、と思います。

実はこの曲のギター、完コピしようとしたんですが、特にソロの部分はリヴァーブが効きすぎていてよく聴き取れず、なんちゃってギターソロにしかなりませんでした。
しかし負けずにリヴァーブをたっぷりかけて弾くとそれなりに聴こえてきますから、一人悦に入っておりました。

まぁ色々言うてますが、このアルバムの中では一曲目が私にとってはフェイバリットです。

実は、このアルバムが発表された当時は、ルカサーがカールトンみたいにバリバリにギター弾いてるよ、というのが大きな目玉になっていたため、発売していたレコードのライナーノーツには、カシオペアの野呂一生氏と、スクエアの安藤まさひろ氏という、日本を代表するギタリスト同士の対談が載っていたんです。

当然ギターの話から始まりますが、結論としては「このアルバムはルカサーも凄いけど、むしろポーカロのドラムを聴くべきアルバム」という、にっちもさっちもいかない所に落ちてしまいました。特に日本人には発想できないドラミング、という言葉が印象に残っています。

ところが、後日、当のポーカロにこのアルバムについてインタビューした所「お恥ずかしすぎて、思い出したくないプレイ」と言ってたらしいです。

全部の曲が聴きどころ満載


そして、アルバムは他にも聴き応えのある曲が進んでいきます。
2曲目「Thank You」。エイトビートなんですが、普通に聴こえない。
先ほども言いましたが、私はドラムは全くの素人なんですが、どうやらバスドラのパターンに秘密があるようです。
ベースパターンがこれまたいいですねー。

3曲目「First Time Around」。またもやルカサーのギターソロがハードドライビングしております。この曲のポーカロのドラムはカッコいいですね。フィルインとまではいきませんが、小節と小節のつなぎ目にちょろっと入るオカズが色んなパターンがあって、ドラムだけ聴いていても飽きることがありません。

4曲目「Goe」ここでもルカサーが長めのソロをとっていますが、ポーカロにノセられてソロが進む進む、といった感じです。

5曲目「 I Don’t Know」では野太い音のベースソロを聴くことができますが、ソロの終わりから、また曲に戻っていくときのドラムパターンがカッコよすぎる。

6曲目 「I’m Home」は、このアルバム唯一のバラード作品です。が、しかし、ルカサーの泣きのギターが聴くことができます。

最後の曲「The Spud Shuffle」タイトル通り、シャッフルリズムの曲で、ラリー・カールトンっぽい曲です。ルカサー弾きまくり、ポーカロ叩きまくりの大盛り上がり大会で幕を下ろすのでした。
気持ち良いこと、この上ないです。永遠に聴いていたい。

音楽好きなら一枚は手元に置いておきたいアルバムですね。


今回も最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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