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1年ぶりの社会復帰もさらり

今月からまたサラリーマンとして働き始めた。厳密にはしばらく業務委託契約なので自営業なのだけど。フリーランスともいう。あれ、サラリーマンではないのか。

株式会社POPERという、学習塾などの私教育向けの働き方改革を推進する会社にジョインしています。どんなことやってるかは以下から。

ちょうど1年前、鴨居の家から横浜線に乗り、東急大井町線の荏原町で降りて、とぼとぼと歩いて環状7号線に掛かる歩道橋から空を見上げて、「今日で最終出社かあ」と全く現実感のない気分でぼやいた記憶はいまも鮮明に蘇る。

無論、お別れの会もたくさん開いていただき、さらには記念にディズニーまで連れて行ってもらうなど、若いうちに辞めてしまう生意気な若者には身に余るほどのお見送りをしていただいた。けれども、最終出社の日は、ほんとうにあっさりと、さらりと幕を閉じた。


あれからちょうど1年ぶりに、社会復帰する。
新しい会社では原則リモートワークで、本社は東京だが、私は山口の実家で仕事をさせてもらえることになった。

ずっと家でいい、そんな夢のある働き方にワクワクして、デスク環境とか整えたり、近所のコワーキングスペースとか見に行ってみたり、キャンプしながら仕事できるかなあと妄想が止まらなくなったり、入社前はかなりふわふわとした気持ちだった。


2021年2月1日、勤務初日。
結局、仕事は近所のおばあちゃんちの空き部屋を使うことにしたので、徒歩3分の通勤。

Zoom会議での初日のオリエンテーションが終わり、いろいろタスクをこなして1日が終わったのだが、やっぱり少し寂しかった。

オフィスに行ってデスクで仕事して、トイレに行く道で挨拶を交わしたり、会議が早く終わって雑談して時間をつぶしたり、小腹がすいたと言って同僚を誘って休憩したり、そんな些細なコミュニケーションが一切ないというのは、やっぱりさみしかった。

あまりにも感情の揺らぎのない、さらりとした冷たさを感じる、ちょうど夏に出回る冷感の布に触れるような、さらっとして心地いいけど冷たい、そんな感情で締めくくられた仕事の日だった。


これからこの働き方がずっと続く、と考えると、ワクワクしていた時の気持ちが、少し焦りの気持ちに変わった。

人間、人と接していることで得られるあたたかさや安心感があるんだろうなと思った。その安心感を感じる機会をどうやってつくっていこうか、そんな焦りがちょっとだけ生まれた。

Clubhouseが流行っているのも、人間と接することで得られるあたたかさや安心感が得にくいご時世だからなのかな、とも思っている。(招待制というところもあるけど)

個人的には、Clubhouseなんかより、「一服友達」の輪を広げたいと思っている。不特定多数の人の声を聴いたり、あわよくばおしゃべりに参加したりというのはたまにでいいし、リアルがいい。

それより、仕事中にオフィスで「ちょっと休憩しよ~」って同僚に駆け寄って5分くらいコーヒー飲みながらおしゃべりしてたみたいに、

「ちょっと繋いで一緒に休憩しよ~」って感じで、リモートでも軽くZoom繋いで一緒に5分休憩する友達がほしい。


リモートワークしてる私のお友達へ、「一服友達」なってくれる人募集しております。むしろ声かけるので5分くらい一緒に一服してください。

リモートワーク生活、頑張るぞ。


サポートいただいても自分ではうまく活用できなさそうなので、もしいただいたら東日本大震災等の災害ボランティア活動団体に寄付させていただきます◎