見出し画像

「自分の頭で考えること」の難しさと大切さ

最近は、新しい何かを作ろうとしているからこそなのか、前職で学んだことを振り返る機会が増えています。たくさんの素晴らしいリーダーに厳しく鍛えてもらえて、自分は本当に幸せだったなと思います。

近況・考えていること

仕事を通じていかに成長できるか、というのは大きなテーマですが、ひとつ重要だなと思うのはやはり「自分の頭で考えること」です。

徒弟制度的に誰かに厳しく指導されながら、長時間没頭して仕事することが、スキル向上につながることは事実なのですが、単に言われるがままにやっていると、こうしたやり方をしていてもなかなか成長できません。

例えば、私が使えないコンサルだった頃、あるプロジェクトで深夜まで作った資料を、翌朝PMに見せると、それこそ「てにをは」から全てダメだしされて、また深夜までひたすら修正するということを続けていました。

コンサルとして成長するにはこうしたやり取りが必要な側面はあるのですが、私は全く成長できませんでした。なぜかというと、自分の頭で全く考えていなかったからです。

資料のダメ出しをされると頭が真っ白になって、どの部分がなぜダメで、それをどういう方向に直すべきなのか?という一番重要な部分をPMと議論することなく、彼が指示してくることをただ受け入れてそのまま資料作りしようとしていたんですね。

でも、資料作り一つ取っても、どんな論理やストーリーを選ぶか、細部の文章や図表はどう表現するか、といったところで常に意思決定が求められます。つまり、自分で考えて最適だと思う選択をし続ける必要があります。

この「自分の頭で考えて意思決定する」という部分が抜けていると、いくら厳しい指導のもと長時間働いてもなかなかスキルが身についていかない。自分の体験も踏まえつつ、人をマネジメントする上でもこの点を意識しながらいかにスキル育成を設計していけばよいのかを考えています。

次に事業について。

ここから先は

1,879字

雑感

¥800 / 月

日々考えていることを書いています

記事を楽しんでいただけたでしょうか。シェアいただけたらとても嬉しいです。