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バチェラーは「普通の恋愛」ではない。

バチェラー3、見終わりました。思ったことを書きます。まだ見終わってない方は、記事を見ない方が良いです。今すぐ回れ右してください。

結論から言うと、本作はめちゃめちゃ面白かったです。ハッキリ言うと、1と2は嘘っぽかったんですよ。好き好きしてて、恋愛恋愛してて、気持ち悪かったです。

でも今回は違いました。正直な気持ちを伝えてる感じがあって、リアリティがあってよかったです。

そもそもバチェラーを普通の恋愛として捉えているのが間違いで、この番組は明らかに異常な恋愛を繰り広げています。異常で異質なはずなのに、1と2では「あくまで普通」感を出していたからおかしかったのでしょう。

バチェラーはワンオブゼムの関係

バチェラーは、1人のお金持ちでカッコ良い、だけど結婚できない男性を女性が奪い合うゲームです。最初は20人にも及ぶ女性が、男性を奪い合います。

この関係は、例えばアーティストとファンのような関係に似ています。つまり、僕が大好きなperfumeのかしゆかを狙うようなものです。もちろん美しくて好きなのですが、結婚相手となると、かしゆかという女性をよく知りません。もちろん会ったこともありませんし、もしかしたらすげぇ嫌なやつかも。

バチェラーも同じ関係からスタートします。でも、みんな最初から「好き」っていうんです。「そんなはずないやろ!まだ会ったばっかだぞ!」って思ってました。もちろん一目惚れという言葉もありますが、一目惚れする女性は非常に少ないって言いますよね。つまり、初っ端でバチェラーに「好き」を伝える人は、以下の2種類。

1. 嘘つき女
2. カメラを意識した演技派

どっちにしても面白くないんですけど、まだカメラを意識してる方が素直で可愛いものですね。

本作バチェラー3が面白かった理由

理由はただ1つ。岩間恵さんの素直さです。

感が働いた人は、ラストにかけて「あれ、もしかして岩間さんって友永さんのこと好きじゃないんじゃね?」って思ったはずです。僕も思いました。岩間さんは素直だと思います。カメラを意識した、嘘の好きなんかを聞くよりも「私の気持ちが恋愛感情なのかわからない」って言ってもらった方が気持ちいいと思います。

バチェラーは擦り合わせのゲーム

ということで、岩間恵さんが良い働きをした今回のバチェラーですが、この番組で行われる恋愛は、気持ちの擦り合わせです。

人を好きになるには手順があります。これは一般的な手順です。

1. 相手を知る
2. 好きになる

しかし、バチェラーでは女性がいきなり相手を好きになるところから始まります。つまり、相手を知るというステップがどこか暗闇に消えた状態から始まります。デートを重ねていくうちに、自分が本当にバチェラーを好きなのか擦り合わせていく必要があるのです。

岩間恵さんのように「本当に好きなのかわからない」という気持ちになるのは、むしろ普通なんです。Twitterの意見を見ると「岩間さんのせいで嫌な気持ちになった」って言ってる人が多かったのですが、そんな意見を言ってるお前らはバチェラーという番組に毒されていますね。

お前は初めて会った人を好きになれるのかと。お金を持っていて、カッコよくて、フェラーリに乗ってるからって、好きになるのはまた別じゃないかって話です。僕はむしろ岩間さんに好感を抱きました。

バチェラーって男女逆の方が良いんじゃね?

まとめですが、僕的にバチェラーは男女逆にした方がリアリティが出ると思います。これは、男性の方が一目惚れしやすいという恋愛における特徴があるからです。

女が初めて会った男を好きになるのが気持ち悪いので、そこをなくしちゃえば一気に違和感がなくなると思います。

Amazonの関係者の方がいたら、ぜひ逆バチェラーの番組を作ってください。多分そのほうが面白いです。


美味しいご飯を彼女に奢ります。