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ファンレター

ファンレター…

書こうかどうか悩み、書き始めても変じゃないかと悩み、書き終わっても本当に出すかどうか悩むもの。出す前には数日寝かせて読み直し、それを何度か繰り返しての方が無難。

思いと悩みの塊。


私の推しは役者である。
舞台やTV、イベントの感想もSNSでは書き足りない。あっという間に時間が経ち、それに伴い文字数も凄いことになっている。自分でも書いてて怖いと思うくらいの長さ。でも自分の気持ちをきちんと推しに伝えたいと思ってしまい、これまでに10通にも満たないけれどファンレターを出してきた。
手書きのファンレターは、便箋2枚までと決めている。それでもびっしり文字が埋まっている便箋はなかなかに怖い。

そのファンレターをきちんと推しが読んでいてくれていたことがわかった。なぜわかったのかというと、書いていた内容について触れてくれたから。
読んでくれてたことがわかり本当に幸せだった。推しに自分の気持ちが伝わったという喜び。ただ、あの思いと悩みの塊を推しが見たのか、という恥ずかしさと申し訳なさ。拙い文章を読んでくれたことへの感謝。気分を害さなかったかなという不安もあり…
でも手紙を介して手の届かない存在の推しと繋がったと思った。

一度読んでくれているとわかると、その後は書くことが楽しみになった。反応はなくても読んでくれてるだろうと思える安心感。書く時の悩みは相変わらずだが。
書いていることに嘘はないが、前より言葉を選ぶようになった。より読んで元気をあげられる手紙を書きたいと思う。推しからいつも元気をもらってるということを伝えられたらと思う。

私は、手紙を書くこと自体は得意でも好きでもないが、自分の思いを伝える方法として手紙は最適だと思っている。
ファンレターを書くことを迷っている方は一度書いてみてほしい。出さなかったとしても。色々推しのことを考えて悩む時間は、他にない幸せな時間だと思う。

以前、推しが「舞台後の感想やファンレターは本当に元気もらえる」と言っていた。これは嘘ではないんだろうなと思っている。
ファンレターで少しでも元気をあげられたらいいな。

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