大学生の息子たちへ伝えたいこと 計画的に親になることのススメ
私の子ども時代は、ほぼすべての大人が既婚者でした。
40代で独身の人は、放蕩者など、何か理由があって、親戚にひとりいるかいないかでした。
おじさんのようなおばさんも、大仏のようなおばさんも、みんな結婚して子どもがいたので、私も、将来結婚して子どもを産むと決めていました。
22歳で総合職で大企業に就職し、27歳で結婚、出産を考えて30歳で退職しました。
2年間、妊活したものの妊娠に至らず、32歳で不妊外来を夫婦で受診しました。
検査の結果、特に治療の必要はなく、排卵時期を整え、33歳で妊娠。
2度、流産しかけましたが、なんとかかんとか34歳で双子の男の子を出産しました。
私は、結婚して、子どもが欲しいと思えば、1年くらいで自然に妊娠すると思っていました。
32歳になっても妊娠しなかった時、人生で一番焦りました。
不妊外来で、女性は、体内に一生分の卵子を持って生まれるので、実年齢=卵子年齢であること、30歳、35歳、40歳を節目に妊娠確率が大きく下がることを知りました。
子育て(特に男の子)は重労働で、加齢とともに、母親の瞬発力・体力もガクガク落ちます。
ついでに、母親が高齢出産の場合、子育てサポート要員の親も弱ります。
また、夫も30代になると役職を与えられ仕事が多忙になってきます。
年齢を重ねるごとに妊娠しにくく、育てるのも大変になるのです。
こういう諸々のことを、学校でしっかり教えて欲しかったです。
子どもを育てたことで受け取ったギフトは、たくさんあります。
その中で一番のギフトは、よりよい親になるために、初めて本気で自己改革したことです。
結果として、生きるのが非常に楽になりました。
初婚年齢、男性は31.0歳、女性は29.5歳。
生涯未婚率 男性は28.3%、女性は17.9%。
非正規の生涯未婚率 男性は61.4%、女性は11.6%。
結婚は、当然ではなくなりました。
今のデータを伝え、自分の体験をまじえて、私は今、職場や趣味で知り合った若い女の子に下記のことを伝えています。
子どもを望むなら、20代後半で結婚&第1子出産、30代前半で第2子出産があらゆる面で一番楽だよ、と。
結婚や仕事は、いくつになってもできます。
けれど、妊娠・出産・子育ては、若いうちが花です。
社会や親のためではなく、自分と我が子のために、能動的に行動あるのみです。
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