アシンメントリ―
虚実和合せしめる
同じ花を使うことが多い華道。
色調が単調であったから、精神性が身に付いたと言います。
フォルムに独自性をだし、先人は世界観.精神性をもたらして、人間としての素養をつくっていったと伝えられています。
古来は仏教からはじまり、武士のたしなみ、そして女性の花嫁修業となった歴史がある華道。
華道のデザインは山や森、野原、庭からとってきた花にはそれぞれ差異がありました。
その差異を個性として活かすので、基本的な型はアシンメトリーです。
もちろん、上記の作品は人間の手でまげて一定の形へと作っていきます。
これを「虚実和合せしめる」と言います。要は元来の植物の動きに沿って、より人の調和に近づけていこうという考えです。
「自然の力を利用する」合気道のような考え方だと僕は思ってます。
切り取り方は三者三様
アシンメントリ―とは左右非対称の意味を言います。
近代になり様々な花が横浜などから輸入されました。
色とりどりの花が日本にはいり、豪華絢爛、色彩豊かな花がはいりました。
花の技術も輸入され、近現代技術の花の栽培方法により、季節に関係なくほとんど、差異のない花が、市場に揃えることができます。
フラワーデザインの観点でいうと、再現性を重要視されるバウハウスで、一本一本の花の役割はパーツとして決められました。
そこでのフォルムはシンメトリー。
いわゆる再現性を担保するための製作方法です。
といっても、花の差異は多少ながらあるんです。
花の差異はあるけども物流の観点から、持ち運びしやすい形を選定するために差異はあまりないものが多いかもしれません。
本当に大きくて単価の高いものはべつかもしれませんが、うねった動きがあるモノが価値になる花材もあるので全てがそうとはいえません。
今、もう一回時代は再現性が難しい所に価値をみいだしはじめてるように思います。この時代背景を考えたうえで差異をつけて再現性の難しいことをしたいなと思います。
花は元来愛でるもの。一本あればそれで美しいものです。
あえて、そこに再現性のないパーツ、いびつさをデザインすることで、見た人は自分の好きな角度を模索します。
お花を受け取った人が自分の好きな角度を探すというコンセプトでアシンメントリ―の花束づくりやフラワーアレンジを作ることがあります。
このことによって、「私はこの角度がすき」「自分はこの角度が好き」といったコミュニケーションが生まれると、とってもいいなと思います。
今のパンクは人を愛でるもの
人も元来、愛でるもの。
「僕はあの人のこの状況で、こういった言葉に感謝している。」とか
「今この状況下で、静かに待ってる忍耐力はすごい」とか
「あのガッツはすごい」とか
人の一挙手一投足も見方を変えれば、愛でるものになるのかなと思います。
それも、現代をパンクしている事になるかもしれません。
不祥事に目が行くより、あの人のこういう所がステキだという周りの人を愛でるように意識したいなとぼくは思います。
そんな事を考えながら、きょうの朝はこの文章を書いています
これから、東京もやっと外にでやすくなりました。
リアルに会える事のハードルがだいぶ下がってきた。
このコロナ期間に気づいた事は、人に対してどういった角度を好きになるか、これもセンスでみる角度であるなと思います。
口コミのアップデート
そんなことを思って今、「夢幻鉄道」の歌をきいています。
西野亮廣エンタメ研究所のサロンメンバーさんが歌っています。
この歌をどういった角度にアレンジして自分の世界感にしていくかというか、音楽というプラットホームを提供していることで広告にしているというのは西野さんの広告戦略は本当にすごいなと思います。
スーパーマリオにならなきゃ「作り手の選択肢」など増やせない。
自分は自分のニッチな所でコツコツやりながら、強くなる。
西野さんの考え方や情報を吸収したいなとおもっているただのサロンメンバーです。
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今からはリアルが価値のある時代。 コロナがいったん終息した時には、あなたとリアルにあってお話したいです。