『国語力』をつけるたった4つの方法
こんにちは、のりそらです。
『教育に選択肢を、人生に革命を』をモットーに、
経営理念を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCOOLの創造とした次世代の学校を作りたいと考えて活動しています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
『国語力』
『国語力』というテーマでお話をしていきたいと思います。
みなさんは、自分に『国語力』があると思いますか?「学力向上の鍵は『国語力』向上にある」とは、多くの教育者がそろって唱えることです。
理系教科を学ぶにしても、その内容を理解するためには教科書や参考書を読まなければなりません。
人間が言葉を使って物事を考え理解することを思えば、その主張ももっともだと言えるでしょう。
では、『国語力』をどう定義すれば良いでしょうか?
学校では、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4分野を評価の対象としておりますが、ここでは、わかりやすくするため、”インプットのための「読解力」と、アウトプットのための「表現力」の2つを指すことにします。まずは、
「読解力」
「読解力」について考えていきます。
とりわけ読解力は、すべての勉強における最重要要素だと考えられています。
なぜ、読解力があるとよいのでしょうか?
その理由は、読解力があると、文章を読んだときに、「書いた人はなにが言いたいのか」「なにが問われているのか」を明確につかめるからです。
「読解力がない」と悩む人もいます。でも、読解力を上げることは決して難しいことではなく、その方法はこれに尽きます。
丁寧に読む
丁寧に読む。
コツは、本当にこれだけです。
読解力が低い人は、自分でも気づかないうちに文章を読み飛ばしていたり、自分の思い込みで意味を補ったりしてしまい、解答が著者の意図と離れていくことがとても多いのです。
だから、丁寧に読むことが大切なのです。
これは本当に重要なことなのですが、別視点から「読解力」を育む方法を1つご紹介します。それは、
体験する
『体験する』ということです。
これはどういうことかというと、人は文章と出会った時に(会話でも同じだと思いますが)難しくて意味がわからないと感じた時に、それについて苦手意識をもつものです。
では、どういったものに難しさを感じるのかというと、自分の生活とかけ離れたまだ見ぬ世界の出来事、これに関しては難しさを抱きます。
もっというと、興味を示さない故に難しさを感じると言ってもいいかもしれません。
例をあげましょう。小学生に『子育て本』を読ませてみると、恐らく、理解度は低いです。
しかし、子育て中のママが同じ『子育て本』を読んだら、理解度は高いと思います。
逆にママさんに、『最新ゲームの攻略本』を読んでもらってもさっぱり意味がわからないけれど、小学生にはよく理解できる。
そんなことはありませんか?この違いに、ヒントがあると思うのです。
そう、それは経験している、もっと深くは『体験している』事柄については、興味も多少はあるので、理解が深くなるということです。
と、いうことは、多くの体験をしている人は、興味のある、理解しやすい文章と出会う確率が高いと言えます。
よって、体験することは、「読解力」につながっていると言えます。
続いて、
「表現力」
「表現力」について考えていきます。
人間は、様々な形で表現をしています。体を使った身体表現、言葉を使った言語表現などがありますね。
ここでは、言葉を使った言語表現にスポットを当てます。
言語表現には、さらに口語表現と文章表現に分けられます。
特に「国語力」と関連づけられやすいのは、文章表現ですよね。いわゆる作文とか感想文とか。
口語表現と文章表現というのは、かなり相関性があって、喋れる子は書けるし、書ける子は喋れるということです。
この両方が苦手な子は、頭や心で気持ちを抱いたり、興味を示したりする力が弱いと言えます。
一方、お喋りな子は、頭や心でいろいろなことを考え、いろいろなことを伝えています。情報を生み出しているんですね。
これがまさにアウトプットです。では、どうしたら進んでアウトプットをする子になるか?これは、まず
話を聞く
『話を聞く』ことだと思います。幼い子って比較的お喋りですよね?そのお喋りが過ぎると、付き合うのが大変で簡単に聞き流してしまったり、時には「うるさい」と叱ってしまったり。
でも、お子さんはここで一生懸命口語表現力を磨いている訳です。
この力があれば、その言葉を文字に書き起こすだけで、文章表現力に繋がります。
作文のルールなどは、後からいくらでも鍛えることができます。しかし、自分の思いを表現することは、その子にしかできません。
だから、子どもがたくさん話したくなる雰囲気づくりをしてあげてください。
すると、『表現力』は確実にアップしますよ。さらに、『表現力』をつけるには、
アウトプットの場を用意する
『アウトプットの場を用意する』ことだと思います。
学校でいうと、みんなの前で発表する機会なんかがそれにあたります。
”みんなの前で”ほどおおげさなものでなくても、多くの友達とコミュニケーションをとる機会だったり、ちょっと変化をつけるとすれば、親戚のおじさんたちとコミュニケートしてみたり、いつもと違う場で、いつもと違う人とコミュニケートすることがアウトプットの場となります。
その程度でも十分だと思います。
よく、親はよく喋るのに、子どもは寡黙、なんていうケースを目にしませんか?あれなんかは、まさに親が先回りしてお子さんの代わりにあーだ、こーだとお子さんの言いたいことを話してしまうから、お子さんの話す機会を奪ってしまっているから、お子さんが寡黙になってしまうのでしょうね。意外というより必然です。気をつけたいですね。
まとめ
さて、今回は、『国語力』をテーマにお話しさせていただきました。特に、『読解力』に課題をもつお子さんは実に多いです。体験をさせるという新たな視点でのお話もさせてもらいました。いろいろなものを見て、いろいろなことを感じることが『読解力』につながります。ぜひ、コロナの影響力が収まったら、いろいろなところへ出かけて見てください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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