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脳内リセット。monologue35

おはようございます。クリエイターのりしろ太郎です。
私のnoteでは「monorologue(モノローグ )」と題して、私の内面から湧き出す言葉や想い、私の蒐集品、たわいもない日常について、つらつらと独り言を語らせていただきます。私にとって壮大なnote毎日投稿の目標を掲げ、今日で35日目となりました。毎日続ける習慣っていうのは、なかなか良いものですね。

連日パソコンと睨めっこをする日々。目も脳も熱くなり馬鹿になっています。

草むしりで脳内リセット

今、とあるアート系の企画のフライヤーを制作しています。グラフィックデザインの仕事ですね。締め切りがあるので、のんびりとゆっくり考えて制作ってわけにはいけません。そんなわけで連日、パソコンのモニターと睨めっこしながら、制作しています。それなりのクオリティーでラフデザインがで仕上がりました。しかし連日集中して制作したため、これが良いデザインなのかどうなのか判断できない。視野も思考も極端に狭くなり、客観視できない脳となってしまいました。こういう時は、一晩眠って翌日から制作を始めるか、数時間別の何かをした方が賢明です。
そこで私はグラフィックデザインのことは、いったん置いといて、草むしりを始めることにしました。

お庭の日当たり悪い場所に生えていたドクダミ。ゲンノショウコ、センブリとともに日本を代表する三大民間薬の一つ。解毒薬として有名で生の葉を外用したり、乾燥させて、通便や利尿作用を目的としてドクダミ茶として飲まれる。

我が家のお庭の手入れをかれこれ1ヶ月程度、放置していました。気がつけば多種多様な雑草に覆われ、もはやジャングル地帯。種を撒いたわけでも、植えたわけでもない植物たちが育っています。不思議なものです。種子はどこからどのようにやってきたのでしょうか?鬱蒼とした雑草を眺めていると決まって甲斐信枝さんの絵本「ざっそう」を思い起こします。甲斐さんは、草をかき分けて寝転がって、植物と同じ目線となり草花達と会話する。まるで人と会話するかのよう。満開のタンポポを見て興奮されたり、とにかく植物が大好きなピュアな人だったんだな、と感じます。空き地や土手、お庭で繰り広げられる熾烈なで激しい生存競争。果敢に生き抜く雑草のたくましさを感じる瞬間です。

ドクダミが日当たりの悪いお庭の角地にたくさん育っています。ハートのような形をした葉に白い花がとてもきれいです。我が家の北側にはシダ植物が群生しています。日当たりによって、育つ植物が異なり面白いものです。

〈BEFORE 草むしり前〉
我が家のお庭で最も日当たりの悪い北側。隣の家と我が家の間はわずか1m。放置しておくとシダ植物が群生します。ウメモドキの木の周りにも様々な雑草が茂っています。
〈AFTER 草むしり後〉
ウメモドキの周りに生い茂っていた雑草もきれいさっぱりしましたね。まだ、けっこう残っていますが、こんなもので良いでしょう。無心になって草むしりできました。ただ寂しい感じなっちゃいましたね。それでも1ヶ月もすれば、また草花は生えてきます。
かなり粗々とですが、草むしりを終えたところです。私の草むしりの横では、子どもたちがチョークで落書きを楽しんでいました。大量の草と同時にたくさんのイラストがコンクリートのキャンバスに誕生していました。かなり大きな雑草の山にもかかわらず、スケール感が伝わってこない。フォトグラファーとしてまだまだ修行が必要です。精進いたします。もっと山は大きいんですよ。私は頑張ったのですよ。誰か私の頑張りを認めてください!

無心で一時間。草むしりに没頭できました。こんもりと雑草の山が誕生しました。写真でBEFORE/AFTERを撮ってみましたけど、BEFOREの方が断然魅力的ですね。雑草といえど植物。植物は美しい。お庭に繰り広げられた植物達のシェア争い。植物の戦国時代に割り込んできた人間。果敢にきてきた植物達を、むしってしましました。ごめんなさいね雑草さんたち。これに懲りず、どんどん生えて生存競争を再開してください。

草むしり終了と共に、見事脳内リセット完了!

草むしり終了。無心になって、見事私の脳内はリセットされました。またMacに戻ってグラフィックデザインを新鮮な目で見直します。わずか1時間だけでほんと客観的に見れるから不思議。さて、また頑張るとするか。


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絵本作家 甲斐信枝さん

2023年11月30日に享年93歳で亡くなられた絵本作家 甲斐信枝さん。80代半ばまでは毎日のように畑に出向き、草花や虫たちを観察し、絵を描いてきたそうです。雑草の美しさにひかれて、60年以上草花を描き続けられました。甲斐信枝の植物達への深い愛情を感じます。
鬱蒼としげるお庭の雑草を見るとかならず甲斐信枝さんの作品を思い起こします。

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