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私の原点「ねんど」 を使って世界のトップクリエイターを目指す!?〈monologue65〉

おはようございます。のりしろ太郎です。
私は「世界のトップクリエイター」になると決意した(もちろん、世界どころか金沢のトップクリエイターにもなってないです…汗っ)クリエイターの駆け出しの頃から愛用している材料があります。それは粘土です。
粘土を使ってキャラクターをつくったり、そのキャラクターを動かしてアニメーションを制作したりしていました。粘土でつくったキャラクターは、不思議と嫌われないと感じています。イラストであれば、絵のタッチによって好き嫌いが当然ありますが、粘土はあまり好き嫌いが出にくい。私以外に粘土を素材に扱うグラフィックデザイナーやアニメーション作家などのライバルも私の住んでいる石川県にはいなかったこともあり、超ニッチなジャンルですが私のトレードマークになっています。そんな粘土を使って、かれこれ20年以上使って作品を作り続けています。そろそろ世界のトップクリエイターになってもいい頃だと思うのですがねぇ。

初めて所有した200万画素のSONYのデジカメ

2003年頃撮影で使用してたデジカメSONYサイバーショット。私が初めて所有したデジカメ。解像度は驚きの200万画素。このカメラを使ってくれアニメ制作に没頭していた。
2003年制作「ステレオカメラムービーズ」のワンシーンより。
粘土を使ったいわゆるストップモーション技法によるクレイアニメーション。
200万画素のサイバーショットを使って撮影し制作。

クリエイター駆け出しの頃は小麦粘土を使っていた

2008年当時のアトリエの様子。この当時使っていた油粘土は小麦粘土。
金沢21世紀美術館〈GoldenまるびぃWeek〉リーフレット(2006年)
小麦粘土を用いてキャラクターを制作しました。

現在愛用している油粘土「クレイトーン」

現在使用してる油粘土「クレイトーン」。
油粘土は乾燥に強く腰があって造形しやすい。
いろんなカラーの粘土があります。
小売できるくらいストックがあります。いつでもワークショップできます。

クレイキャラクターづくりは面白い

カメラなどの機材の知識豊富な宇宙人。
ガジェット星人「メキキー」
私の代表作!?「スカルネンド」シリーズ。
油粘土は造形が容易でアニメーションに最適な素材。自由自在に加工できます。
タコとスカルをモチーフにすることも多い
右の黒い影はカメラです。ただいまクレイキャラクター撮影中。
こちらはタコじゃなくクラゲのキャラクターです。

アトリエの引き出しはキャラクターの宝庫

アトリエの引き出しを開けるとクレイキャラクターがずらり。
こちらのキャラクターは「山折谷子」。
山折、谷折りから名前がきてます。
タコやイカ、海のキャラクターが多い。
引き出しの中には100体を超える数のキャラクターが眠っています。

クレイアニメのワークショップ
「バカゲタ図工塾!クレイアニメ」を開催

〈バカゲタ図工塾!クレイアニメ〉金沢市民芸術村 2018年
のりしろ太郎が講師を努めさせていただきました。
クレイアニメのワークショップを実施。子供から大人まで幅広い方が参加した人気ワークショップ。
ワークショップ参加者が、色鮮やかな背景紙を使ってアニメーションを制作しました。

ネンド建築「木とネンド」

油粘土と木という素材はお互いにくっつき悪いんですけど、粘土の造形しやすさのおかげで実に面白いワークショップになりました。ワークショップは始まってから終わるまで、満員御礼。粘土人気を強く感じたワークショップとなりました。

2023年9月に開催した「ネンド建築-キトネンド」
木と油粘土を使ったハイブリットワークショップ

「FACE」シリーズ

油粘土を使って、スカルをモチーフに制作したシリーズ「スカルネンド」。公開した動画が、どういうわけかインドやインドネシア、東南アジア諸国でけっこうな回って、人気!?となった作品。現在 人間の顔をつくる「FACE」シリーズを構想中。いろいろ構想があり、まだここでお話は控えておきます。乞うご期待!

左:スカルネンド、右:FACE

クレイキャラクター100体つくる

止まっているより動いた方がそりゃ楽しいでしょ。アニメーションって実に面白い。

2022年には油粘土を用いて100体のクレイキャラクターづくりに挑戦しました。制作の過程を記録し動画の最後には簡単なクレイアニメを披露するショート動画を100本制作しました。YouTubeのアルゴリズムのいたづらでしょうか、インドやインドネシア、東南アジア各国で多く視聴されることに。海外から外国語でコメントも多数いただきました。このままいくと私はインドや東南アジアでスターになるのではないかと妄想しましたが、その後YouTubeのアルゴリズムが変わったのか、それらのアジアの国で爆発的に見られることはなくなりました。今は地道に日本で再生回数がを重ねてます。それらのショート動画を再編集した動画がこちらです。

最新の技術を使ったクレイアニメーション
Adobe Character Animator

クレイアニメというと一枚一枚撮影するストップモーションよるアニメが定番の制作方法ですが、モーションキャプチャーという最新技術を使ったアニメーションの手法があります。モーションキャプチャーは、現実の人物や物体の動きをデジタル的に記録する技術です。私は読んでませんが、モーキャプと略されているそうです。このモーキャプをAdobe Character Animatorを使うことで実現できます。私は、私の制作したクレイキャラクターたちを、このこのモーキャプで動かしています。ストップモーションには再現の難しかった自然な動きを簡単に再現できてしまいます。YouTubeで解説していますのでぜひご覧ください。

おわりに

20年以上にわたって粘土を触り続けている人間は世界中を探してもごくごく僅かでしょう。その絶滅危惧種レッドデータともいえる私、のりしろ太郎なのです。CGには真似できない味わいを持つ、小麦粘土や油粘土を使った造形とアニメーション。制作には人並み以上の忍耐力が必要なわけですけど、高価なパソコンやカメラなどの機材がなくとも制作が可能です。最低限のコストで誰もがクリエイターとなれる時代です。あなたもクレイアニメに挑戦して世界のトップクリエイターになりましょう。私も金沢から世界へはばたけるよう今日も粘土制作に励みます。
YouTubeチャンネル登録もよろしくお願いしますね。

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