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風邪→酒→義父

先週から風邪をひいている。黄緑色の鼻水がでろでろ~んと出て、気管支の辺りがヒリヒリする。コンデンスミルク色の痰も出る。不思議と熱は出なかったけど、こんなご時世だしと、一応PCR検査をしてみたら陰性だった。

良かった。でも、ナーンダ、という気もちょっとした。

相変わらず酒は飲んでいたけど、飲みすぎた翌日は気管支のヒリヒリ感が強い気がした。ネットで「風邪の時 飲酒」を調べてみたら、酒を飲むと肝臓が余計に働くことになり、敵に塩を送ることになるようだ。

酒は好きで良く飲む。毎日純アル換算で60gくらいは飲む。週末は100gいくかいかないか。プログラマな頃は翌日のランチタイムまで全然酔ってるほど飲んでたけど、今はドライバー職なので、これでも私としては控えている、つもりだ。

ちょっと前に誕生日だった。もうアラフィフだ。使った後のタオルの臭さ。何でもない時に、自分の唾液がうっかり気管に入ってむせたりもする。ちんちんも昔ほどには硬くならない。減る液量。自分の老いを実感できる機会が少しずつ増えている。老いてゆくゆくは俺も死ぬんだなあ。

妻の実家に泊まりに行った時に、義父の横で酒を飲んでいたら、
「あんた、酒好きか?」
と唐突に聞かれた。
「酒ですか。好きですねえ」

「そうか、あんた、酒好きか。俺の友達にも酒好きはたくさんいたけど、みんな死んだな。ガハハ

義父は笑いながら言ってたけど、目はあんまり笑ってなかったような。
「好きなだけ酒飲んでとっとと死んで、俺の大事な娘を悲しませるんじゃねえぞ」

そんな目にも見えた。
考え過ぎかな。
でも、そろそろ考え過ぎた方がいいんじゃないか、と時々思うんです。
義父が亡くなってからは、特に。

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