サイモン・フジワラ「The Antoinette Effect」（#雑レポート）

六本木のTARO NASUで開催中のサイモン・フジワラ「The Antoinette Effect」

TARO NASUは元々馬喰町にあったのですが、2019年5月に六本木のピラミデビルに移転。

ピラミデビルの4階がオープンしたことで、より一層、ギャラリーをまわりやすくなりました。

サイモン・フジワラ氏は1982年イギリス生まれのアーティストで、父親が日本人、母親がイギリス人のハーフ。

海外での展覧会も多いですが、2013年には福岡の太宰府天満宮でアートプログラムも開催。私はネットで写真を見ましたが、大きな岩に松葉杖が刺さってたり不思議なアートプログラムでした笑

そんなサイモン・フジワラ氏の「The Antoinette Effect」。

表現したいのは【消費対象としてのセレブリティという概念】と【それを生み出す人間の欲望】。

ん？なんだか難しいぞ。

一応公式サイトのステートメントも掲載。

サイモン・フジワラが今回の新作展「The Antoinette Effectアントワネット現象」で主題とするのは、消費対象としてのセレブリティという概念、そしてそれを生み出す人間の欲望である。解放された欲望の翼にのって、人間の活力と好奇心は世界のすべてを咀嚼し消化することをめざす。都市が日に日に拡大し洗練さを増していく19世紀のフランス近代社会の底にはきわめて独善的な、獣的ともいえる人間の欲望がうごめいていた。それは時代を超えて、今、21世紀の私たちをめぐる社会でもおこりつつある現実ではないのか。多様性の認識と同時並行的にに台頭してきた排他性、物流の加速化、インターネット、SNSなどの進化は大量消費社会の消費対象を物質から精神・仮想現実へと移行させた。セレブリティの一挙手一頭足に瞬時に反応する現代社会は、まさに情報を貪る巨大な欲望の集合体である。生きるためには食べなければならないという人間の業は、物理的な食欲のみならず、いまや精神的な食欲の領域においても敷衍され、共同体の幸福な一員として存在するためには、限りなく供給される大量の情報を咀嚼しつづけなければいけないという強迫観念に世界中が駆り立てられているのである。2017年、オーストリアのブレンゲンツ美術館で開催されたフジワラの個展「Hope House」はナチス・ドイツのユダヤ人虐殺の犠牲となったアンネ・フランクを主題とし、彼女が家族とともに潜伏生活を強いられた家の模型がアンネ・フランク記念館の土産物として大ヒットしていることからヒントをえたインスタレーション作品であった。美術評論家ノーマン・ローゼンタールはこの展覧会を評して「生きることの狂気」についての作品であると述べたという。

しっかり読んだけどやっぱり難しい笑

ということで、わかる人はちゃんとわかればいいし、わからない人は「なんとなくかっこいい」でもいいし、そのあたりは自由でよいかと。。。。

8月10日(土)まで！！

サイモン・フジワラ「The Antoinette Effect」へのアクセス

＜住所＞
東京都港区六本木6-6-9
ピラミデビル4F
（エレベーター降りて一番奥）

＜会期＞
2019年7月13日(土)-8月10日(土)
火-土　11:00-19:00　日月祝　休

Simon Fujiwara “The Antoinette Effect” at TARONASU

TARO NASU moved to piramide bill in Roppongi in May 2019.

Simon Fujiwara is an artist born in England in 1982. His father is Japanese and his mother is English.

Simon Fujiwara has many exhibitions overseas, but in 2013 he held an art program at Dazaifu Tenmangu in Fukuoka. I saw photos on the net, and it was a strange art program with crutches stuck in a large rock.

Simon Fujiwara's “The Antoinette Effect”.

What he wants to express is [the concept of celebrity as a consumer] and [the desire of the human being to produce it].

It's very difficult, but you can leave your impressions freely.

Until Saturday, August 10!