筋トレだけではパンチ力は上がらない。


一部の筋肉を筋トレで発達させても、必ずしもパンチ力は上がらない。

例えば、ダンベルやベンチプレスなんかで筋肉を発達させても「パンチ力」は上がるわけではない。そりゃ筋肉量が増えればパワーは上がりますが、ボクシングにおいて使えるパンチにはなりません。

では、何が重要なのかと言えば、「骨」=「関節」である。

パンチとは、地面から重力の反発をもらい、「かかと」「股関節」「みぞおち」「肩関節」から「拳」へエネルギーを伝えるのであって、腕だけの筋力で打つものではない。

「コツを掴む」という言葉からわかるように、コツとは「骨」であり、奥に隠れた本質的な物事を掴む、という意味がある。

ボクシングにおいても、骨、特に関節をどう動かすをイメージし、地面からの反発を上手にもらうことが身体操作の本質であり、大事な要素です。

まずは骨がどう動いているかをイメージしてボクシングをやってみてほしい。足首がどう動いているか、股関節がどう動いているか、肩関節がどう動いているか、一つ一つの動きを丁寧にイメージして動いてみてほしい。

このイメージトレーニングを続けていると、どんどん具体的な骨のイメージが湧いてきて、極論、皮膚や筋肉が無くなり、骨だけで動いている感覚になってきます。

この感覚が強くなってくると、骨に近い部分であるインナーマッスルが上手く使えるようになり、「骨」「関節」を操作している感覚が出てきます。

この結果、地面からの反発、重力を上手くパンチに伝える身体感覚が身についてくるので、ぜひ試してみてほしい。

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