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先生たちが忙しすぎると良い教育ができない。そのしわ寄せは子どもに及ぶ!/今窪 一太(いまくぼ かずた)トークセッション#001

ES-TV note 【2022.2.17ライブ配信】

ES-TVとは

2021年11月、もと、埼玉県内の通信制高等学校で長い間キャンパス長を務めてきた 今窪 一太 を中心に、気の合う仲間たちが集い、一般社団法人を立ち上げました。
それが一般社団法人EDUCATIONAL SUPPORT(略称 ES)です。

ESのコンセプトは先生を助けること。

以前は子どもたちが最初に出会う職業として、そして身近にある職業として憧れを持ち、人気のあった先生という職業ですが、今ではどんどんめざす人が減ってきています。

アクティブ・ラーニング、グローバル教育、STEAM、ICT活用、探究…。
そして新型コロナ感染拡大によるオンライン授業の必要。
教育はどんどん新しくなり、それ自体はたいへん良いことなのですが、一方で先生たちの負担は増えるばかりです。

加えて団塊世代教員の大量離脱による教員の絶対数の減少。
業務は増える、先生数は減る、で悪循環に陥って、職業としての先生の人気はなくなり、先生をめざす人が減ってきました。
そして、追い討ちをかけるような無責任なマスコミやSNSでの発言があります。

今や先生という仕事から離れて、老舗の鰻割烹を営む身ではありますが、心は教育業界にあり続ける我らが今窪先生は、何とか困っている先生たちを外部から支えて、そして学校を支援することができないものかと考えました。

そうして4人の仲間を集めて立ち上げたのが一般社団法人EDUCATIONAL SUPPORTです。
しかし、立ち上げてはみたものの、何の活動からスタートすべきなのかがわからない。
我々5人は臨時の理事会を開き、あーでもない、こーでもないとアイデアを出し合いました。

そして出した結論は、まずは「今窪の想い、ESの想いをたくさんの人に伝えよう」でした。
そうしてスタートしたのがこのES-TVです。


先生たちが忙しすぎると良い教育ができない!

ーーEDUCATIONAL SUPPORTという名前から、何か、教育について支えていく目的があるなということはわかるのですが、実際、これからどんなことをやっていこうと考えているのかを簡単に教えてもらえますか?

今窪:法人名からも推測できるように、私たちは教育をサポートしていく団体としてESを立ち上げました。
そして、誰をサポートするのか、誰を助けるのかと言えば、「先生を助ける」です。
子どもたちに直接働きかけるのではなくて、先生を助けたいと思っています。

わたしは昨年まで通信制の高校のキャンパス長という立場にあって、職員室を自分の教室、そして先生たちを自分の生徒だと思って働いてきました。
そして、どうしたら先生たちが働き易くなるのかということをずっと考えてきました。

現在は教員の数は不足しているのですが、とはいえ、教員試験で誰もが合格できるわけではありません。
教員採用試験で不合格になった場合、多くの人は講師登録をします。
そして講師として学校に配属されていく場合もありますし、出番を待って待機する人もいます。
しかし、講師登録の人数も実は減少していて、産休や体調不良などによって欠員が出たときに、補充をする先生がいないという現状になっています。
そのため、欠員が出た学校では、同僚の、他の先生に負担がいくことになります。

わたしたちは、そうした先生が足りないという状況に特に着目をしていて、どうやってサポートしていくべきかを常に考えています。
部活動なども、そうした課題の一つであり、先生たちが、本来大事にすべき教科指導の準備に力を入れられるようにはどうしたら良いのか、支えていく方法を考えていきたいと思っています。

ーー先生たちは、教科を教えること以外に、生徒の生活の部分に関わったり、指導をしたりと、すべきことが多くて、先生たちの「働き方改革」にも着目されているのですが、業務内容を抑えていくということは必要なのでしょうか。

今窪:行政ばかりが悪いわけではないのでしょうけれど、現在の教育の現場は、スクラップ&ビルドではなくて、ビルド&ビルド&ビルドと何も手放さないのに、どんどんしなくてはならないことばかりが増えて、先生の負担が重くなるばかりです。
そうした新しくビルドされたこと、例えばICTの活用や探究教育の実践などについて、学校外部の力でサポートできることがあるのではないだろうかということを考えています。

若い先生が相談できる場も必要

ーー国も含めて、みんなが教育の質を高めて、より良くしたいと思っていますよね。
しかし、人は足りないし、業務は減らせない。
ではどうするべきか、我々は何をサポートすべきなのか、ということですね。

今窪:そうなんです。
みんな教育を良くしようと思っているんですよ。

教員はそもそも真面目な人が多いんですね。
途中で投げ出すというようなことはしないですし、担任している生徒に対して責任感を持って接していると思います。
しかし、その責任の重さから、壊れてしまう先生もいるのは事実です。

先生の人数が足りないという問題は、生徒の数も同時に減っているので、やがておさまってくるのかなと思います。
しかし、一方で別の問題が起こることは予想されます。
今までは年配の先生が多くて、若い20代の先生などはどこにいるのだろう?という状況でしたが、今は若い先生の存在が目立っています。

そうした若い先生たちが悩みを持ったときに、学校の中に相談できるちょうどいい先生がいないという状況があるのではないかと思っています。

情熱を持って教育の現場に入ってきた若い先生が、こんなはずじゃなかったと悩んだときに誰が力になれるのか、と少し心配です。

わたしたちESは、まずは学校全体の教員不足問題について支援する方法を考えていきます。

そして次は、若い先生を助けることを考えたいと思っています。
若い先生たちの情熱を消さないように、そして彼らが孤立しないようにサポートしていきたいですね。

●今窪 一太(いまくぼ かずた)代表理事 プロフィール
1971年11月13日生まれ
千葉県流山市出身
一般社団法人EDUCATIONAL SUPPORT代表理事
割烹新川店主
1989年 駒込高等学校 卒業
1993年 駒澤大学 仏教学部卒業
塾講師、公立中学での講師を経て、2001年、クラーク記念国際高等学校へ入職。
さいたまキャンパスのキャンパス長を長年務めたのち、2021年に退職。

楽しいことやっちゃいます。 2022年2月17日(木)20:00【EDUCATIONAL SUPPORT】ライブ配信! 「先生たちが忙しすぎると、良い教育ができない。そのしわ寄せは子どもに及ぶ❗️」 一般社団法人EDUCATIONAL...

Posted by EDUCATIONAL SUPPORT on Thursday, February 17, 2022

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