マガジンのカバー画像

小説「魔法使いのDNA」

22
以前、どこかの出版社の賞に応募するために書いたのですが、一次審査にかすりもしなかった小説です。 読み返してみると、案外よく書けてる気がするのでnoteで発表してみようと思いました…
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

小説「魔法使いのDNA」/#020

20  葉子  夢を見た。  ある冬の寒い日、あたしたちは上野公園で大道芸をする少年を見て…

小説「魔法使いのDNA」/#019

19  恭輔  翌週、高円寺のライブハウスでオレたちのバンドのライブがあった。    客席の…

小説「魔法使いのDNA」/#018

18  恭輔  藤岡さんの経営する音楽プロダクションは「ハーツ・ビューティ・ミュージックレ…

小説「魔法使いのDNA」/#017

17  慎太郎  そして、翌々年、僕らは同じ大学の学生として会うことができた。  入学前の…

小説「魔法使いのDNA」/#016

16  慎太郎  昔、それは父の病気が判明する前の年の夏休みのことだった。  父の会社の夏…