修行のはなし

人間の目から見ると
とても大変なことを
神様は
成長できる
いいチャンスだと捉えなさい
と教えられる

わたしにとっての長男がそう

みんなが彼のことを
「いい子、いい子」
というけれど
わたしの中では違和感しかない

不思議に思って
「外面が良いだけですよ」
というと
「どこも同じよ」
と返される

みんな似てるのか…

それはわたしを成長させるために
長男が演じてくれている

少し心に余裕ができると
そんな風に思えるが
それは稀

いつもいつも
わたしにだけ当たり散らす
何故わたしだけが責められるのかと
不満がつのる

そういえば母も
父のことで似たような思いをして
悩んでいた

母はおやさまから
「父の後ろ姿を拝みなさい」
と教えられ
いつも実行していた

わたしも母のことを見習い
息子の後ろ姿を拝むようにした

息子の態度が変わったのか変わらないのかではなく
わたしの気持ちが落ち着いて来る
形だけかもしれないが
拝むことは効果があるという

確かに彼は神の目から見たら
いい子である

みんなのいう通り
肉体を持ってこの世に降りて来ることは
修行だから

自分の思い通りの人生を生きるのでは
成長出来ない

修行にはならない