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ショートステイもお断り

わたしの三回目の手術が迫ってきた

これで最後

粉砕骨折の左足に入っているプレートと骨折した右足の骨を繋いでいたワイヤーを抜く手術(両足を骨折した)

母をひとりに出来ないから
ケアマネさんに頼んで
とりあえずショートステイの予約を取ってもらう

「どうするの?」
「やっぱりイヤ」
その一言でショートステイは却下となる

一ヶ月週三回の訪問看護で足先の壊死のケアに入ってもらう

買い物は週一回の生協と息子たちにも週一回覗いてもらう

母はひとりで頑張った
わたしは自分のことで精一杯
母のことまで構えない

あんなにあっさり逝っちゃうなんて

こんなことなら三回目の手術をしないで母に寄り添えば良かった

訪問看護も延長しなければ良かった

後悔ばかりがやってくる
相変わらず泪が溢れる

もうすぐお別れなのに
なんで分からない
鈍感なわたし
見ないようにしていたのか
わかっていたはずなのに
近すぎるから

戻るチャンスはいっぱいあったのに
戻らなかったのはわたし

かなしすぎ
わたしのバカ

母はひとりで頑張った
頑張り過ぎた

それがわたしの母だから
母に甘えていた

ただ最期はひとりで逝かせなかった
それだけが救い

大好きな家にずっといた

ショートステイも母の思い通り断って正解だったのか… 




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