十日一度

雨がふり、電車も止まると言われている

何故だろう
ゆきたくない
行けない日

おサボりだ

十日に一度
あんなに神様に会いに行くのが楽しみだったはずなのに

今日はどうしても気力がでない
どうしたの

昼間は大した雨も降らない
でもまるで台風でも来ているような天候だった

神様ごとはちゃんと無事に過ぎてゆく

なにがあろうと帰って来られる
不思議な不思議な神様の御用

わたしの意思ではない
必要な時は必ず耳を引っ張られらる

それはわたしの都合のいい解釈なのか
分からない…

こんな時は困ってしまう
迷ってしまう

自分はただ怠け者なだけなのか
この肉体が邪魔になる

肉体が無ければスルッと行けてしまうのに
そんな虫のいいことを考える

でも肉体がないと神様に会いに行けない

心学びのお話しを聞きながら
「肉体があるからこうやってお話しを聞けるのだ」


不思議だが肉体のない魂は簡単にそこには入れない
結界があると言われる

魂は肉体を持つ縁ある人につかまって結界の中に入ってゆく

魂を綺麗にしてもらって
結界から出て来ると
光り輝く魂を持つ肉体をめがけて
暗い奴らがやって来る

見えないことも必要なのか

何気なくおやさまのお話しは恐ろしい
でも守られている

肉体を持ってこの世に降りて来ることは、彼の世で百年かかる修行が一年に値すると言われている

それだけ早いということは
今のわたしにはいいことなのか、どうなのか分からない

彼の世でゆっくりとのんびりと
百年修行する方がいいのかも

それは言い訳に過ぎないのか

行けなかった十日に一度
神様に、おやさまに会いにゆく日を逃したのか
葛藤する

一日生涯

ゴールが見えてきました