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なんちゃって茶道がいつの間にか

もうすぐお茶会がある

わたしは不安
ちゃんと作法を覚えただろうか 
一朝一夕には行かないが…

今日は母の帛紗を使ってお稽古をした

昨年の夏
何にも分からないまま
お茶会に誘われて
このままでは終われない

だんだんそんな気持ちになってきた

お師匠さんのすずさんは忙しいのに
合間を見計らってお稽古をして下さる

お茶会までは時間がない

母の帛紗はきちんと折り目が付いている
「お母さんはしっかりお稽古をしていたのね」
すずさんにそう言われるとまだまだ涙が出る

母の帛紗をジーンズのベルトに挟む

少しずつ少しずつ
新しいことを覚えてゆく

母の後ろを歩いているわたしを感じている

すずさんの二人の娘さんに会う
かわいらしい娘さんたち

二女さんは息子たちと同じ助産院で水中出産で産まれてる
お茶の先生

長女さんは会社員、まだ見習い中らしい
それでも上手にお茶を立てている

すずさんを「先生」と読んでいた

わたしは不器用ながら
何とか進んでいる

まだまだなんちゃっての域を出ないけれど

いつかお点前を点てられることを目指してに変わっている…

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