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モズに学ぶ生存戦略 やはり計画的な男子はモテるらしい

ゲストハウスの庭の剪定をしていた所、そこら中の枝にカエルや虫が突き刺さっているのを発見しました。

これはモズという鳥の習性の「モズのはやにえ」で、冬の保存食を蓄える行動です。秋から冬にかけてモズは冬で餌が枯渇する時期をみこして保存食として木々に虫やトカゲ、カエルなどを突き刺すのです。

ミイラ化したカエルを見つけたときには結構びっくりしますね。

オスが魅力をあげる秘密

はやにえで蓄えた餌を利用して、寒気の厳しい時期を乗り越えたオスは十分な栄養をとって声帯が発達し、栄養不足のオスに対して身体的な優位性を発揮します。

歌が上手になったオスは、より流暢に高い音を出すことができるため、求愛行動で圧倒的なリードができるため同種競合のなかで子孫を残す機会が増えるということです。

計画的な成長のロードマップ

計画性もさることながら、自分の縄張りの中で自分にとって将来必要な資源を守りながら、然るべき時に栄養を摂取して声帯と歌のテクニックを鍛えるのです。

単なる保存食ではなく、必要なときにベストなタイミングで取らなければならないため単純に生き残る、だけではなく更にその先の成果を使みとるためのなかなか奥深い行動です。

学ぶ点は多いのではないでしょうか。

モズはその年の積雪量を予測できる?

まだまだ謎の多い「モズのはやにえ」ですが、一節には餌を木に突き刺すときの高さによって、その年の雪がどれくらい積もるかをあ程度予測できるという話があります。まだこれといった学術的な根拠がしっかりと在るわけではないですが、動物には人間には持ち合わせていない本能的なプログラムがあり、予測のしにくい天候などを察知する能力があるのかもしれません。

自然観察で得た発見は、調べるほどますます面白いですね。

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