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貝殻の真珠層を取り出す試み

真珠層(英: Nacre)は、ある種の軟体動物(特に貝類)が外套膜から分泌する炭酸カルシウム主成分の光沢物質のことで、磨くと非常に美しい光沢を放ちます。

虹色の真珠層

真珠層は構造色、虹色のように徐々に変わる色をしており。表面の結晶体が光の波長に近いため、光の干渉が起こっているためだそうです。

今回の回はアワビですが内側の真珠層が特徴的です。

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建築資材や装飾品にも

真珠層には黒っぽいものと白っぽいものとがあり、建築物や装飾品に古くから利用されてきました。

適当な形に切り取られて、陶器や大理石の上にタイルとして張られることもあったり、2mmほどの厚さに削って積層し、モザイク模様が作り出されることもあります。

参加が進んだり傷つくと輝きが失われるので、表面にラッカーを塗って保護あるいは艶出しされることで防げます。

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田舎あそび:真珠層削り

昔からの田舎あそびに、一般的な食用の貝を削ってこの真珠層をきれいにむき出しにする遊びがあります。グラインダーで削ったり、塩酸をかけて丁寧に溶かしながら加工していきます。

装飾品として活用するにしても厚みが足りないことが多いのでハンドメイド雑貨として工夫次第で色々と試しがいがある自然素材ですね。

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