ステイアート誕生秘話 (前編)
あらためてはじめまして、ステイ・アート代表の深尾です。一連のステイアートプロジェクトのコンセプトがどのようなバックグラウンドで生まれたか、前後編かいつまんでまとめようと思います!前編はおもにベースとなる私の生い立ちと大学・仕事について、一部コンセプトの発端にいきつくまでの内容になります。
幼少期
1977年某日、京都府長岡京にてうまれる。
保育園では問題児だったようで、集団をみだす。。行動をよく親に報告されてたとのことです…。あと、ひなまつりで保育士さん達がそろってコスプレひな壇芸したのをみて泣きだしたのはよく憶えてます。
8歳の時に父親の仕事の都合で一年ほどイギリスのバーミンガムで過ごしました。親に連れられてイギリスじゅうの古城を見てまわるうちに城フェチになり、レゴブロックで毎日延々と城をつくる日々でした(レゴも当然建築的要素アリですね)学校は当然英語でしたが、子供の語彙程度はたかが知れてるので、何とか意思疎通してたようです。
飛んで日本に帰って大学で上京するまでは島根県松江市で過ごしていました。ちょっとした小京都+水郷都市のような、なかなか落ち着いたいい場所です。絵を描くのがずっと好きだったので放課後はずっと油絵やら木炭デッサンや動画撮影(ストップモーションアニメ)をやったりしてました。やはり天才的に絵が上手い子がクラブにいたりして、美大に推薦で行ったりしてました。一芸あると人生楽かもと甘い考えを抱いたのもその頃です。
建築学生時代
さて、大学進学した時点では物理や数学を専攻したいと[ぼんやり意気ごんで]はいたものの、まわりの理系男子が天才的に優秀&科学への情熱が半端ないため若干テンションも下がり気味に。そんな矢先たまたま受けた映画やプロダクトデザインの講義が面白くデザインの仕事を志すことになります。当時大学でデザインを専攻しようとしたら建築一択だったので、はからずもその道に。
親戚がデザイン事務所を営んでいましたので、バイトに行ってたりしました。そこでもハンダゴテ不注意でヤケドがあったりなどご迷惑をかけてたのですが…(今も仕事の相談などお世話になっています)
友達数人でクラブイベント主催したとき、動画制作が好きだったのでVJ担当だったのですが、空間と人がミックスする中に映像を溶け込ませて動きを与えるのがすごく楽しく、これが[ひとがMAX楽しむ&映える空間]をつくりたいという願望の原体験のひとつだったかもしれません。
コンペ
建築学科で、図書館の雑誌にアイデアコンペの応募があったのをみつけたのですが、ふと思いついた案を出したら一等賞と100万円もらって有頂天に。ただ内容は911に端を発する「祈りの空間」という精神論的テーマで、これがステイアートのコンセプト発端になったりもしています…。内容は下記記事をどうぞ。
とあるインスタレーションの提案 / https://note.com/norindia/n/n97d8f2d2269a
コンペLINK / https://www.neg.co.jp/compe/archive/09/
さて、ここから先は建築の仕事についてからホテル好きになるまでの、右往曲折です。
建築家アトリエ
卒業してひとづてに就職した先は有名な建築家のアトリエでした。社会に出たばかりの頃に、ここでは(いい意味で)ありとあらゆるハードさや不条理を体験、学ぶことができたのが財産なのかと今なら思えます。ものづくりやデザインのベースはこのアトリエで鍛えられたかと思います。
大手設計事務所
さて、その後しばしフリーランスを経た後いきついたのは業界大手の組織設計事務所でした。アトリエと似ているようで違う価値観の世界といえますでしょうか。建築設計者やデザイナーはどこに行っても似たような人達ではあります。
もちろんサラリーマン特有の(精神的な)ひきこもごもはありまして、なぜか酒やギャンブルではなく[ホテルステイ]をストレス解消のはけ口として手を染め始めたのです。
もともと新婚旅行その他イベントがないと高級ホテルをあえて利用することはなかったのですが、長崎への出張が、あるきっかけとなりました…。
週四日ビジネスホテルに寝泊まりする生活が続き、ほとほと疲れ果ててたところ、ある日某航空系シティホテルでたまたまアップグレードしてもらえました。単に部屋が快適になるだけでなく気分もポジティブ、周辺の長崎界隈散歩まで楽しくなるような経験をして、ホテルの力を実感したんですね。
それからはラグジュアリーホテルを1ヶ月前から予約してそのワクワク感を楽しむなど、徐々に【ホテル沼】にはまっていくことになります。。
それではホテル三昧の日々からホテル系設計事務所への転職、そしてステイアート設立▶︎第一弾プロジェクト@青凪までの後編をしばしお待ち下さい…!
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