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地震と停電(2022/3/18)

この土地に移り住んでからさんざん経験し慣れてきたかと思いましたが、やはりそうでもなかったようです。

少し遅い風呂上がりの私を襲った地震。1分近くかそれ以上の長さの強い揺れは、ちょうど11年前(2011年)に起こった例の地震を連想してしまいました。

私がつくば市に越してきたのが2010年12月のこと。その3ヶ月とちょっとに起きたその地震。それまで(実家のある)北九州市から山口市、御殿場市とそれぞれ移り住んできましたが、それらの土地で地震を経験したことはほとんどなく、このときのような大きな地震(つくば市は「震度6弱」)は初めてのことでした。

(ちなみに、私がこの土地に越してきていきなりの地震がコレだったのですが、この辺が「地震頻発地域」であると認識するのは、もうちょっとあとだったように思います)

当時の発生時刻は昼間で、ちょうど10人くらいの規模で会議が行われているタイミングでした。尋常でない揺れにおののきつつも、部屋の中には自分以外にも複数人いるような状態。それもあってか、自然と少しだけ不安も軽くなっていたのを覚えています(もちろん、規模自体は尋常ではなかったのですが)。

それに比べて今回の地震は、規模は11年前に比べると小さいですが

  • 風呂上がり直後、スマホに緊急地震速報が来ていることを確認

  • その直後に停電(※揺れがくる、ほんの少し前)

  • 続けて揺れが到達し、1分程度の長時間揺れが持続

  • 風呂上がりの着替えが完了する前の状態で、暗い中ひとり

  • 暗闇の中、棚に積み上げている本が落ちる音(後で確認すると少数でしたが)

これらの状況が、そこそこ不安を増幅させていました。

ですが、何故かたまたまノートPCに繋いでつけっぱなしにしていた小さなLEDランプが明かりを灯してくれたおかげで、その不安が若干和らいだように思います。

その後はPCとLEDの近くでじっとしていました。PCはWiFiが停電で機能不全なので通信はスマホの4Gのみ。スマホでTwitterを眺め情報収集や発信などしつつ、停電により水道も機能不全なので、ストックしていたペットボトルの炭酸水・お茶を近くに置きました。

また、手動発電の懐中電灯(兼ラジオ)もこのときのために近くに置いてありましたので、移動する際はそれを利用したりしつつ、あとはもうひたすらじっとしていました。

(あ、そうなのか。まあ今回の停電は広範囲やし、そもそも、つくば市在住なのはさんざんTwitterやnoteで発信しとるしなあ)

(首都圏の結構な範囲で停電)

(情報として把握はしていたので一旦ブレーカーは落としたんですが、一方で復電した瞬間がわからなくなるのが何故だか不安に感じたため、結局落としたブレーカーは上げて復電を待ってしまいました。結果的に出火しなかったからよかったですけども……)

しばし暗闇(with LED)の中。若干暇な時間。Twitterチラチラ。サカつくRTWポチポチ。そして消費されるスマホの電池。あ、そういえばAnkerのモバイルバッテリー持ってたわ。こういうときは心強い……。

そんなこんなで小一時間経過した後に部屋の明かりが灯り、ようやく安心を取り戻しました。

そして、東京電力で復旧に尽力する方々に感謝しつつ「さて寝ようか」と思った刹那、「あ、会社(同じつくば市内にあります)も停電してるだろうから状況確認しなきゃ!」と思い立ちました。

同時に、この時点まで会社のことを考える余裕がなかったことにも気づいたのでした。

まあ、会社に関しては夜間は施設管理の方たちが対応し始めてるだろう、私が所属する部署の責任者には連絡が行っているだろう、ということは当然考えました。

しかし、私の所属する部署は少人数(2人)であるため、たとえ私には連絡が来てないとしても助力に向かったほうがいいのでは、という判断で会社に赴くことにしました。

会社までの道は平常時は35分程度。深夜で道が空いていれば25~30分くらいでしょうか。唐突に動物が道路に飛び出してきかねない時間帯でしたので、その辺に注意しつつ、飛び出してきたら避けやすいよう大通りの広い道を選び進みます。

こんなとき、例えば相模原から帰るときに一車線しかない圏央道を前にも後ろにも車がない「一人旅状態」で進んでたのに比べれば、二車線だしぽつぽつ車は見かけるし信号もあるからまだましだな、などと思ったりしました。

そもそも、停電してれば信号が機能してなくて危なかったわけです。結果的にはまったくの偶然だったのですが、停電が復旧してから会社に向かうという判断は、ある意味理にかなっていたのだとも言えますね。

そして会社到着。すでに複数の車が会社建物の入り口の近傍に止まっていました。

会社に入るとすでに電気は復旧しており、手動で復旧が必要な機器に関しても処理が完了しているとのことでした。念のため上長と私の二人であらためて状況を確認し、問題ないことを確認しました。

やれやれ。ひとまず一段落です。というわけで翻って帰宅。そして家に帰ったのは午前3時。前日も寝不足だった私としては、連日の寝不足ということになってしまいました。しんどい。

ちなみに翌日会社で確認して気づいたのですが、一旦帰宅しつつ会社に戻り対応した人たちの多くが「風呂に入っている最中」に地震に遭遇したということです。かくいう私も「風呂から上がった直後」でしたし。

風呂で真っ暗になったら大変ですね。うちの上長は風呂場にいるときに停電したので、やむを得ず手探りで風呂場から上がろうとした際に、足がもつれて転倒してしまったとのことでした。

今回は崩壊レベルの地震ではないから不幸中の幸いでしたが、甚大な規模の地震であれば、この時間帯だとなかなかしんどい状況になっているところだったと思います。

本当に地震というのは恐ろしいな、というのを改めて実感しました。「地震頻発地域」にすっかり慣れているつもりでしたが、そういう慣れも「ドッカン級」が来れば全く無意味なんですよね。それがよく分かりました。

そんなことを思いながら、今「長い1日」を終えて晩ごはんを食べてこのnoteを書いていたわけです。

それにしても、この日はとても眠かった!

(3時間に満たないショートスリープから目覚める。これでもいつもより起きる時間が30分遅い。ここから朝食&身支度)

(昼ごはん食べたらいつもより眠い。寝たい)

(机の上で寝るのは苦手。車で寝るにも車までが遠い)

(今まで立って寝たことはありませんが、生涯初めて歩きながら船漕ぎそうでした)

人のいるところ、机の上、電車の中・車の中でうまく寝られない私……。どこでも寝られる人が本当に羨ましんだぜ!

というわけで、今これを書いてる最中もすごく眠いです。まだ風呂に入ってません。早く入って寝たいです。

おやすみなさい!(※記事UP時刻は朝)

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