見出し画像

10年振りにUSJに行った話

先月の中頃、約10年振りにUSJに行ってきました。

実に10年振り人生4回目のUSJに、来園前から大変色んな感情で心を踊らせながらそれまで毎日を過ごしていた様に思う。

遠出や盛り上がる場所はさして苦痛ではないものの、そもそも私は高所・暗所・閉所恐怖症のテーマパークという場所においてスリーアウトチェンジな体質な上に、年々弱体化していく三半規管を抱えながら生きている為、醍醐味である乗り物に乗る事がほぼ不可能なので同行する方々に申し訳なさしかなく、誘われてもやんわりと断ったり、予め事情を話して布石を打つ等していた。

ちなみに今までの3回は初回(約20年前)はオープン当初に家族で行った。(その頃はまだギリギリ乗り物に乗れてたんだと思う)2回目の来園時に乗ったジェットコースターで体調を崩し、己の体質の変化を悟った。スリーアウトチェンジ状態になったのはたぶんこの頃から。3回目は中学校の卒業遠足で、その頃の事はあんまり覚えていない。


そんな私が実に10年振りの来園である。きっかけは友人の誘いである。長い付き合いなので私の体質の事も十分に理解してくれ、日常の中でも何かと気にかけてくれる大変にありがたく心強い友人である。「乗り物に乗らなくても絶対に楽しめる。案内やプランは任せてほしい。ぜひ行こう。」という前々からの誘いを受け、せっかくなので全てお任せし、10年振りにUSJに行く事に決めた。

もちろんこのご時世なのでマスクの着用や感染対策は怠らず、体調も万全を期した上でだ。

画像1

画像2

丸々1日使ってUSJを堪能したのだが、いやーーー楽しかった。こんなに楽しいのか!テーマパークって!USJ!すごいぞ!!ほんとに私今日何も乗ってない!でもそこかしこでダンスイベントとかショーとかもやっててそれ見てるだけで十分楽しい!!ご飯も美味しい!!友人!プランとかお店選びが完璧だよ!さすが!そしてあなたは乗り物大好きなのに私に合わせて待ち時間が長いのでって乗らずにいてくれてる!申し訳ねぇ!でも感謝!ありがとう!!

みたいな感じで終始語彙力がほぼ溶けた状態になってしまった。私こんなに薄い感想しか言えなかったのか…。なんだかその辺りも申し訳ない。でもありがとう。

そしてUSJのキャストさんや店舗のスタッフの方々の接客が素晴らしい。マスクやフェイスシールド等、このご時世や世相を感じさせる物を着用されてるものの、一切笑顔を崩さず、こちらのリアクションに合わせた接客を常にされていて、自ずとテンションもあがるし、USJという非現実的なテーマパークの世界により深く入り込んで楽しむ事が出来た。

なぜここまでキャストさん達の接客に着目してまうのだろうと思ったが、思い起こせばこの10年間で自分には大きな変化があった。それは社会人となり、働き出したという事である。種類は違えど、私も販売員という職業についており、それなりに年数を重ねてきたものの、USJのキャストさんの接客は通常の接客業とは一線を画すのは明白である。土俵や畑があまりにも違うので見習うというのはまた話が違うのかもしれないが、それでもなんだか新鮮な刺激をいただけた様な気がした。お仕事、頑張ろう。

改めての総評の様になるが、USJ、とっても良かった。本当に何も乗らなくてもすごく楽しめた。非現実的な空間に行って時間を過ごすのって、なんだかすごくストレス発散になる。自分の中の童心が久しぶりに心の表舞台に出てきた感じが心地良かった。日々にはきっとこういう時間が必要なんだと思う。あとそれを共有出来る友人も。

「年パス欲しいな……。」と口走ったところ、友人が種類やプランの事などめちゃめちゃ細かく説明してくれたので、勤め先から賞与をいただいた暁には前向きに検討したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?